航空
アエロフロート、景気減速で赤字転落
ロシアのフラッグキャリアであるアエロフロートが8月28日発表した2014年6月中間期の最終損益は19億ルーブル(3,994万ユーロ)の赤字となった。同社は理由として、ロシア経済の「成長鈍化」と「特殊要因」を挙げた。「特殊
格安航空ライアンエアー、ビジネスクラス導入
欧州最大の格安航空会社であるライアンエアー(アイルランド)は8月27日、全路線でビジネスクラスを導入すると発表した。格安のビジネスクラス・サービス開始によって、現在は利用者の約25%となっているビジネス客の取り込みを強化
ベルリン州首相が辞意表明
独ベルリン州のクラウス・ヴォーヴェライト首相(社会民主党)は26日、辞意を表明した。ベルリン・ブランデンブルク新空港の開港延期問題で人気が大きく低下。党内でも辞任を求める声が強まっていることから、2016年の任期終了を待
エア・ベルリン―運行路線を集約へ―
独航空2位のエア・ベルリンは20日の決算発表で、運行路線を需要が大きいドイツ、オーストリア、スイス、マヨルカ島に絞り込む方針を明らかにした。同社は長期の経営不振に陥っており、事業を絞り込むことで今後3年以内に持続的に利益
ドイツ鉄道が損賠請求、航空会社のカルテルで
ドイツ鉄道(DB)が欧日などの航空会社を相手取って損害賠償請求訴訟を起こした。ロイター通信が消息筋の情報として19日報じたもので、DBはニューヨークの裁判所に訴状を提出したことを明らかにした。損賠請求額が5億ユーロを超え
ライアンエアー、キプロス航空買収を提案
欧州最大の格安航空会社であるライアンエアーは22日、経営難に直面する国営キプロス航空の買収をキプロス政府に提案したことを明らかにした。買収によって同社の主導でキプロス航空の再建を進め、向こう3~4年で利用者数を現在の年5
TUI―子会社100社以上を整理へ―
旅行大手の独TUI(ハノーバー)が大規模な事業整理を計画している。フリードリヒ・ヨウセン社長が『ハンデルスブラット』紙のインタビューで明らかにしたもので、英会社TUIトラベルとの合併計画実現後、約650ある子会社のうち1
フランクフルト空港新ターミナル建設へ
フランクフルト国際空港の第3ターミナル建設計画が12日、地元フランクルト市当局から承認された。空港運営会社フラポートは来年に着工。2021年までに稼働させ、利用者の拡大に対応する考えだ。 同空港の利用者数は年3%のスピー
欧州委、ポーランド国営航空への支援承認
欧州委員会は7月29日、経営難に陥っているポーランド国営LOT航空に対して同国政府が実施する2億ユーロの公的資金注入を承認したと発表した。政府の支援は、競争を過度に歪めることなく同航空の長期的な存続を可能にすると判断した
格安航空会社が運行停止、EU対ロ制裁の影響で
ロシア国営航空会社アエロフロートの格安航空子会社ドブロリョトが3日、運行停止を発表した。欧州連合(EU)による7月末の対ロシア制裁強化で同社が制裁リストに加えられ、欧州企業から契約破棄の通告を受けたためと説明している。
フラポート―米で空港貸店舗事業者を買収―
フランクフルト国際空港の運営会社フラポートは4日、空港貸店舗事業を展開する米AMUホールディングスを1日付で完全買収したと発表した。米国事業を強化するとともに、利益率の高い空港貸店舗事業を拡大する狙い。取引金額は公表しな
ルフトハンザ
航空大手の独ルフトハンザが7月31日発表した2014年4-6月期(第2四半期)の営業利益(EBIT)は4億1,800万ユーロとなり、前年同期を24.9%下回った。LCCや中東系航空会社との競争激化のほか、従業員ストが響い
欧州委、ポーランド国営航空への支援承認
欧州委員会は7月29日、経営難に陥っているポーランド国営LOT航空に対して同国政府が実施する2億ユーロの公的資金注入を承認したと発表した。政府の支援は、競争を過度に歪めることなく同航空の長期的な存続を可能にすると判断した
エアバス、スカイマークとの「A380」購入契約解除
欧州航空機大手のエアバスは7月29日、日本のスカイマークと結んでいた超大型旅客機「A380」の購入契約を解除したと発表した。理由は明らかにしていないが、スカイマークの業績が悪化し、代金支払いが困難となっていることが背景に
ラトビアの航空会社エア・バルティック、ビットコイン決済を導入
ラトビアの航空会社エア・バルティックは22日、航空会社として世界で初めて、仮想通貨「ビットコイン」での決済を受け入れると発表した。 顧客は、同社サイトで最安クラスの航空券(「エア・バルティック・ベーシック」)を購入する場
ウクライナ首相が辞任、マレーシア航空機撃墜事件の調査は進まず
ウクライナのヤツェニュク首相は24日、辞意を表明した。親欧米政党「ウダル」と民族主義政党「自由」が同日、連立政権からの離脱を発表し、政権運営のメドが立たなくなったため。当面はグロイスマン副首相が首相代行を務める。 「ウダ
エアバス―「A330ネオ」を公開―
欧州航空機大手のエアバス(トゥールーズ)は14日開幕の英ファーンボロ航空ショーで、中・長距離大型機「A330ネオ」を初公開した。同機はエアバスのベストセラー「A330」の改良機で、航空性能が大幅に改善している。2017年
ルフトハンザドイツ航空―LCC拡充へ―
ルフトハンザドイツ航空(フランクフルト)は9日、競争力の強化計画を発表した。ジャーマンウイングスに続く新たなLCC(格安航空)ブランドを設立。価格意識の高い個人顧客を獲得し、競合ライアンエアーやエミレーツ航空に対抗してい
パイロットの身長規制は女性差別
一定基準以上の身長に達していることをパイロットの採用条件とすることは、一般平等待遇法(AGG)で禁じられた差別に当たる――ケルン州労働裁判所が6月の判決(訴訟番号:5 Sa 75/14)でそんな判断を下したので、ここで取
アドリア航空への公的支援は違法性なし=欧州委員会
欧州委員会は9日、スロベニア政府がフラッグキャリアであるアドリア航空に対して実施した公的支援について、EUの国家補助規定に違反しないとの判断を示した。 欧州委は、アドリア航空に過半数を出資するスロベニア政府が経営難に陥っ
ルフトハンザ航空、LCC拡充へ
独ルフトハンザドイツ航空(フランクフルト)は9日、競争力の強化計画を発表した。ジャーマンウイングスに続く新たなLCC(格安航空)ブランドを設立。価格意識の高い個人顧客を獲得し、競合ライアンエアーやエミレーツ航空に対抗して
ルフトハンザ航空―中国国際航空と合弁設立へ―
独ルフトハンザ航空(フランクフルト)は7日、中国国際航空と合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。欧州~中国間のフライト事業を強化する考えで、コードシェア便を運航する。両社はこのほか、機材の保守・修理・総点検分野
フランクフルト空港で無線LANの24時間無料サービス開始
独空港運営会社フラポートは2日、フランクフルト国際空港の無線LANサービスを同日付で拡充すると発表した。無料で利用できる時間をこれまでの60分から24時間に拡大。空港の利便性を向上させる。ドイツの大空港で24時間無料サー
ジュール・ペール空港で旅客処理能力拡張
ハンガリー北西部に位置するジュール・ペール空港で本格的な旅客輸送が始まる。中欧最大の格安航空ウィズエアが同空港の利用を検討中で、年内にテストケースとしてロンドン便の運行を開始する見通しだ。 ジュール・ペール空港は、ウィー
TUI―英子会社TUIトラベルと合併へ―
旅行大手の独TUI(ハノーバー)は6月27日、英子会社TUIトラベルを吸収合併することで合意したと発表した。合併により、シナジー効果を引き出す考え。TUIは現在、同子会社に54.48%出資している。 合併は株式交換方式で
ルフトハンザ―長距離LCCの投入検討か―
航空大手の独ルフトハンザ(フランクフルト)が長距離路線を対象とした格安航空ブランド(LCC)の投入を検討しているもようだ。社内情報として6月30日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。同社はメディアの問い合わせに回答を控え
エティハド航空、アリタリアへの49%出資で合意
アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空は25日、経営難に陥っている伊アリタリア航空に49%を出資することで基本合意したと発表した。欧州屈指の名門航空会社であるアリタリアは、急成長するエティハドに救済され、経営再建を進
ロボットがクルマを空き駐車スペースに自動誘導=デュッセルドルフ空港
デュッセルドルフ空港は6月23日、駐車場内の自動車を搬送するロボット「Ray」を初披露した。「Ray」はフォークリフトのフォーク部分に構造物と車輪が付いたようなデザインで、クルマを駐車場入り口から空いている駐車スペースに
エアバス、A380型機の一部でドア交換へ
航空機大手のエアバスが超大型機「A380」でドアの交換・付け替えを実施する。ドアの不具合で機内の気圧が低下するなどのトラブルが相次いだため。北ドイツ放送協会(NDR)が情報番組「ハンブルク・ジャーナル」で報じた。 同報道
ドイツの貨物輸送量、2030年には1.4倍に=交通相
アレクサンダー・ドブリント連邦交通相(社会民主党)は11日、2030年までの国内運輸需要予測を発表した。それによると、国内の貨物輸送量は年率1.6%のスピードで増加し、30年には10年比で1.38倍に拡大する見通し。ドブ
Deutsche Lufthansa AG―業績予想を下方修正―
航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)は11日、2014年の業績見通しを引き下げた。主力の欧州・北米路線の競争激化と、4月のパイロットストライキが響いているためで、営業利益を従来予測の13億~15億ユーロから約
エミレーツ航空がA350キャンセル、過去最大の70機
アラブ首長国連邦のドバイを本拠とするエミレーツ航空は12日、欧州航空大手エアバスの次世代中型旅客機「A350」をキャンセルすると発表した。キャンセル数は70機で、エアバス史上最大。エミレーツのティム・クラーク社長は最近、
ストによる運航の遅れは不可抗力、旅客の補償請求を最高裁が棄却
フライトの運航が予定よりも大幅に遅れたとして乗客2人が欧州連合(EU)法に基づく補償金の支払いを航空会社にそれぞれ求めていた係争で、ドイツの最高裁である連邦司法裁判所(BGH)は12日、両原告の訴えを棄却する判決を下した
格安航空ウィズエアー、ロンドン上場取りやめ
中欧最大の格安航空会社ウィズエアーは15日、ロンドン証取での新規株式公開(IPO)を取りやめると発表した。航空業界の先行き見通しが不透明なことを理由として挙げた。上場計画中止で業績予測が悪化することはないと強調している。
スペイン政府、国営空港運営会社の株式49%売却へ
スペイン政府は13日、国営空港運営会社AENAの株式49%を売却し、同社を部分民営化すると発表した。スペインの民営化では過去15年間で最大の案件となる。 AENAは国内の46カ所にある全空港を運営しているほか、英、メキシ
Siemens AG―手荷物処理システム事業の売却中止―
電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は3日、手荷物処理・郵便小包仕分けシステム事業を米投資会社Wilbur Rossに売却する方針を撤回すると発表した。理由は明らかにしていない。メディア報道によると、交渉がまとまった
JTB―ジャルパック独法人を買収―
JTBは9日、日本航空グループからジャルパックの独現地法人Jalpak International(Germany)GmbHを買収すると発表した。ドイツの日系企業の需要取り込みと、ドイツ発の訪日旅行需要の掘り起こしが狙い
クラウド利用率、最も高い業界はICT
独情報通信業界連盟(Bitkom)は3日、クラウドコンピューティングを利用するドイツ企業が全体の40%に上ることを明らかにした。同割合が最も高い業界は情報通信技術(ICT)で、64%を記録。これに金融サービス(56%)、
旅客・貨物輸送、ドイツ鉄道の競合がシェア伸ばす
ドイツ鉄道(DB)は5日、国内旅客・貨物輸送市場の動向をまとめた「市場競争レポート」を発表した。それによると、2013年の国内鉄道貨物輸送量は1,126億トンキロメートル(tkm)となり、前期比で2.4%拡大した。DBの
インマルサット、機内Wi-Fiサービス開始へ
衛星通信サービス大手の英インマルサットは5日、EU内の航空路線を対象とする機内通信サービスを開始すると発表した。通信衛星を利用した機内Wi-Fi接続サービスを提供し、乗客が高速インターネット・サービスを利用できるようにす
ハンガリー格安航空ウィズエアー、ロンドンに上場
ハンガリーの格安航空会社(LCC)大手ウィズエアーは22日、ロンドン証券取引所への上場計画を発表した。新規株式公開(IPO)で2億ユーロを調達し、事業拡大に注ぎ込む方針だ。 同社は2014年通期(2013年4月-2014
独物流大手ダクサー、フィンランド事業でエストニア同業と合弁
ドイツの物流大手ダクサーは20日、エストニアの物流大手ACEロジスティクス・グループと折半出資の合弁会社を設立し、フィンランド市場に参入すると発表した。6月1日から営業を開始する。両社はバルト諸国の運送事業で15年以上、
ライアンエアー、5年ぶりの減益
欧州最大の格安航空会社であるライアンエアー(アイルランド)が19日発表した2014年3月通期決算の純利益は5億2,300万ユーロで、前期から8%減少した。旅客数が3%増え、売上高は3%増の50億3,000万ユーロに伸びた
格安航空ウィズエアー、来月に上場へ
中東欧最大の格安航空会社であるウィズエアー(ハンガリー)は、6月にロンドン証券取引所に上場する計画だ。ヨージェフ・ヴァーラディ最高経営責任者(CEO)が22日、ロイター通信などに明らかにしたもので、新規株式公開(IPO)
旅客機内の有害煙霧、運航の安全に「支障なし」=独当局が調査
ドイツ連邦航空事故調査局(BFU)は7日、旅客機のコクピットや客室内に突発的に流れ込む有害煙霧(fume events)に関する調査報告書を公表した。それによると、有害煙霧の発生によって重大な事故につながる確率は極めて低
リュブリャナ空港、14年1-3月期は増収増益
リュブリャナ空港を運営するアエロドロム・リュブリャナが6日発表した2014年第1四半期(1-3月期)の最終利益は85万7,000ユーロとなり、前年同期比で5.4%増加した。旅客数、貨物量ともに増加したことが追い風となった
ロシアとベラルーシ、道路輸送サービス市場を相互自由化へ
ロシアとベラルーシは、道路輸送サービス市場を相互自由化する方針を固めた。ベラルーシ国営ベルタ通信が2日、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンの3カ国が参加する関税同盟の執行機関であるユーラシア経済委員会(EEC)のルマス委員