2014/7/9

ハンガリー

ジュール・ペール空港で旅客処理能力拡張

この記事の要約

ハンガリー北西部に位置するジュール・ペール空港で本格的な旅客輸送が始まる。中欧最大の格安航空ウィズエアが同空港の利用を検討中で、年内にテストケースとしてロンドン便の運行を開始する見通しだ。 ジュール・ペール空港は、ウィー […]

ハンガリー北西部に位置するジュール・ペール空港で本格的な旅客輸送が始まる。中欧最大の格安航空ウィズエアが同空港の利用を検討中で、年内にテストケースとしてロンドン便の運行を開始する見通しだ。

ジュール・ペール空港は、ウィーン・シュヴェヒャート空港とブラチスラバ空港からそれぞれ自動車で1時間ほどの距離にある。これまで主に貨物を扱ってきたが、旅客輸送能力の整備に向けて66億フォリント(2,100万ユーロ)を投資。滑走路を延長し、ボーイング737型機やエアバス「A320」の発着も可能になった。

従来、ウィーン、ブラチスラバの両空港を利用してきた旅客の取り込みを狙う。

ジュール・ペール空港には独高級車メーカーのアウディが48%を出資する。残り52%は国とジュール市が保有する。これまではインゴルシュタット本社とジュール工場を行き来するアウディ関係者の利用が主で、昨年の旅客処理数は3万人強だった。