鉄鋼

8月製造業売上0.4%減に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2011年8月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.4%下回った。比較対象の7月は同4.0%増(修正値)と大幅に伸びておりその反動が出た格好。国内売上が […]

8月輸入物価、前月比で0.7%低下

ドイツ連邦統計局が9月28日発表した2011年8月の輸入物価指数は前月比で0.7%減少し、2009年9月以来およそ2年ぶりの大幅低下となった。世界的な景気減速が反映された格好で、前年同月比の上げ幅も6.6%と前月の7.5

欧州鉄鋼業界が減産へ

欧州の鉄鋼業界に減産の動きが広がっている。景気減速で需要が落ち込み値下げ圧力も高まっているためで、鉄鋼世界最大手のアルセロールミタルは9月27日、欧州で生産調整を行うと発表した。独ザルツギターも減産方針を表明済み。ロイタ

ポーランド鉄鋼価格、Q4は下落の見通し

ポーランド鉄鋼流通業連合会(PUDS)はこのほど、同国の鉄鋼価格が10-12月期に下落するとの見通しを明らかにした。大半の鉄鋼製品の価格は4-6月期に下落した後は持ち直し、安定した動きを見せていた。7-9月期は、輸出が減

セベルスタリ、輸出半減を計画

ロシア鉄鋼大手セベルスタリのアレクセイ・モルダショフ会長は9月29日、鉄鋼製品の輸出を半減する方針を明らかにした。ロシア国内の鉄鋼需要が堅調に推移することが見込まれるため、国内販売を強化する。ルーブルのレート変動に対する

シナラとシーメンス、鉄道車両の受注拡大目指す

ロシアの持ち株会社シナラ・グループのドミトリー・プンピャンスキー会長は、独総合電機大手シーメンスとの鉄道車両製造合弁会社が、一層の受注獲得を目指す考えを明らかにした。 \ シナラとシーメンスは9月7日、ロシア鉄道との間で

経済界が資源会社設立を検討、希土類などの確保狙い

ドイツの経済界が資源の確保に向け事業会社の設立を検討している。経済誌『マネージャー・マガジン』が報じ、独産業連盟(BDI)が追認した。 \ 鉱山資源は近年、新興国の経済発展や中国の希土類輸出制限を受けて価格が高騰し、確保

独自動車業界が原料の共同調達検討

ドイツの自動車メーカーとサプライヤーが戦略的に重要な原料の共同調達を検討している。中国の希土類輸出制限などを受けて必要量の確保が難しくなっていることに対応する狙い。経済紙『ファイナンシャル・タイムズ(ドイツ版、FTD)』

7月製造業売上4.1%増に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年7月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比4.1%増(暫定値)と急増し、6月の同0.1%減(修正値)から大幅に改善した。プラス成長は3カ月ぶり。国内売上が4.

三井物産、セベルスタリと鋼材加工センター設立

三井物産は13日、ロシア鉄鋼最大手セベルスタリとサンクトペテルブルク近郊に自動車向け鋼材加工・販売会社を共同で設立することに合意し、契約を締結した。新会社の資本金は約9億7,000万ルーブル(約25億円)。2013年半ば

卸売物価の上げ幅、6.5%まで縮小

ドイツ連邦統計局が9日発表した2011年8月の卸売物価指数(2005年=100)は前年同月比の上昇率が6.5%だった。上げ幅は依然として大きいものの、前月の同8.2%から大きく低下。ピーク時の3月(10.9%)からは4.

鋼管大手TMK、上期は大幅増益

ロシアの鋼管最大手TMKが2日発表した2011年上半期決算(国際財務報告基準IFRS)は、最終損益が2億5,800万米ドルの黒字となり、黒字幅は前年同期(6,700万ドル)のほぼ4倍に拡大した。世界的な景気回復による販売

中欧コークス大手のNWR、Q2利益8,400万ユーロ

中欧のコークス製造大手でオランダに本拠を置くニューワールドリソーシーズ(NWR)は24日、2011年4-6月期の利益で8,400万ユーロを計上したと発表した。価格上昇と需要拡大が追い風となり、大方の予測を上回る好業績とな

露鉄鋼大手3社のQ2決算、原材料価格で明暗

ロシアの鉄鋼大手3社が25、26日に発表した今年4-6月期の連結決算は、原材料価格の上昇が明暗を分けた。コークス炭や鉄鉱石資産を保有し原材料の自給率の高い最大手セベルスタリの同期の純利益は前期比15.8%増の6億200万

輸入物価が再上昇、7月上げ幅は7.5%に

ドイツ連邦統計局が26日発表した2011年7月の輸入物価指数は前年同月比の上げ幅が7.5%となり、前月の同6.5%を1ポイント上回った。上昇は2月以来で5カ月ぶり。石油価格の高騰に押され全体が強く押し上げられた格好。ただ

生産者物価指数、4カ月連続で記録更新

ドイツ連邦統計局が19日発表した2011年7月の生産者物価指数(2005年=100)は前年同月比5.8%増の116.8となり、金融・経済危機前の08年7月に記録した過去最高を4カ月連続で上回った。エネルギー価格が全体を強

Thyssenkrupp AG―技術サービス子会社売却―

鉄鋼系複合企業のThyssenkrupp(エッセン)は23日、技術サービス子会社のXervonをサービス大手のRemondisグループに売却するとこで合意したと発表した。売上規模で計100億ユーロの事業を分離する計画の一

ティッセンクルップ(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第3四半期)決算の純利益は2億7,000万ユーロで、前年同期から9%減少。売上高は10%増の129億ユーロに拡大したが、ブラジルと米国の新プラントに対する投資がかさみ、収益を圧迫した。 \

独製造業売上、6月は前月比微増に改善

ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年6月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.1%増(暫定値)となり、5月の同0.9%減から改善した。国内売上が0.2%増加。ユーロ圏外も0.6%拡大した。ユ

鉄鋼大手MMK、新圧延設備の第1ラインが稼働

ロシア鉄鋼大手マグニトゴルスク・スティール(MMK)が本拠地マグニトゴルスクに建設している冷間圧延設備「ミル2000」の第1生産ラインがこのほど稼働した。現地紙『ベドモスチ』によると、MMKはドイツのプラントメーカーSM

アルセロール・ミタル(2011年4-6月期決算)

2011年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は15億3,500万ドルで、前年同期から10%減少。前年同期に多額の特別利益を計上した反動で減益となった。本業は好調で、売上高は25%増の251億3,000万ドルに拡大した。

ロシア鋼管メーカー、レアアース鉱床の権益30%を買収

ロシアの鋼管メーカーであるチェリャビンスク(ChelPipe)はこのほど、シベリアのレアアース(希土類)鉱床を所有するテクノインベスト・アライアンスから、同鉱床の権益30%を1億1,500万米ドルで買収したと発表した。中

6月生産者物価5.6%上昇、上げ幅は2カ月連続で緩む

ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年6月の生産者物価指数は前年同月を5.6%上回った。上げ幅は依然大きいものの、2カ月連続で縮小。直近のピークである4月(同6.4%)からは0.8ポイント低下した。前月比の変動率は+

セベルスタリ、米政府から7.3億ドルの融資獲得

ロシア鉄鋼大手セベルスタリは14日、北米事業の強化のため、米国政府から7億3,000万ドルの融資を取り付けたと発表した。米政府が環境負荷の少ない自動車の生産促進を目的に2008年に立ち上げた支援プログラム「先端技術車両製

6月卸売物価8.5%上昇、上げ幅は縮小続く

ドイツ連邦統計局が13日発表した2011年6月の卸売物価指数は前年同月比+8.5%となった。上げ幅は依然大きいものの、ピーク時の3月(同+10.9%)からは3カ月連続で縮小。前月比では0.6%減となり、8か月ぶりに低下し

鉱山の共同開発、露副首相がドイツに提案

ロシアのヴィクトル・ズブコフ第1副首相は19日ハノーバーで、「ロシアにはハイテク製品などで重要な金属が大量に埋蔵されている」と述べ、ドイツ企業と共同で鉱山を開発することを提案した。希土類の生産をほぼ独占する中国が現在、輸

トルコの新工場が近くオープン

ロシア4位の鉄鋼メーカー、マグニトゴルスク製鉄(MMK)とトルコ・アタカスグループの合弁会社MMKアタカス製鉄所は7月15日にトルコで新工場をオープンする。同国北西部Dilovasiにある同工場は鋼板を亜鉛メッキ・コーテ

Gea Group AG―ニュージーランド企業買収―

食品機械大手の独Gea(デュッセルドルフ)は11日、ニュージーランドの同業Nu-Con Ltd.を買収すると発表した。粉体加工システム事業を強化する狙い。独禁当局の承認を経て買収手続きが9月にも終了すると見込んでいる。取

中国の鉱物輸出制限は不当、WTOがEU・米を支持

中国が鉄鋼、アルミニウム、化学品の原材料となる鉱物の輸出を不当に制限しているとしてEUが米国などと共同で世界貿易機関(WTO)に提訴している問題で、WTOの紛争処理小委員会(パネル)は5日、原告側の訴えを認め、中国の輸出

チェコ鉄鋼大手、10年は赤字

チェコの鉄鋼大手Trinecke zelezarny(TZ)はこのほど、2010年の最終損益が6億3,200万コルナの赤字となったと発表した。原料価格の高騰と鉄鋼製品価格の下落が重しとなった。ただ、赤字幅は前年から1億コ

NLMK、東南アジア・中東で買収を検討

ロシア鉄鋼大手ノボリペツク製鉄所(NLMK)が東南アジアと中東で買収を検討している。生産リスクの軽減と需要への対応、企業価値の向上を目指し、今後は需要が急速に伸びているインドや東南アジア、中東で高付加価値製品の生産を目指

レール鋼でカルテル容疑、鉄鋼メーカーに捜査のメス

複数の鉄鋼メーカーが鉄道用レールでカルテルを結んでいた容疑でボーフム検察当局が捜査を開始した。5月に連邦カルテル庁が実施した立ち入り調査でカルテル疑惑が強まったことを受けたもの。対象企業などの詳細は明らかにしていない。『

輸入物価の上げ幅縮小続く、5月は前年同月比8.1%に

ドイツ連邦統計局が28日発表した2011年5月の輸入物価指数は前年同月を8.1%上回った。上げ幅はこれまでに引き続き大きいものの、2010年12月の同12.0%をピークに縮小傾向が続いており、前月比の輸入物価は-0.6%

独冶金機械業界、1~4月の受注高大幅増

独冶金機械業界が好調だ。ドイツ機械工業連盟(VDMA)が22日に発表した今年1~4月の鋳造機械、精錬・圧延設備機械、熱処理技術業界の受注高は前年同期比でそれぞれ30%、18%、98%増加。VDMAでこれら3部門の部会を統

生産者物価の上げ幅やや縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年5月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が6.1%となり、前月の同6.4%からやや縮小した。ただ、エネルギー価格の高騰を背景に上げ幅は依然として大きい。前月比の同物価変動率は±ゼ

鉄鋼工場がフル稼働、5月粗鋼生産は1.1%増に

独鉄鋼業界団体Stahlは9日、2011年5月の国内粗鋼生産高が前年同月比1.1%増の411万6,000トンに拡大したと発表した。自動車、機械産業からの引き合いが強く、工場はほぼフル稼働状態にあるという。1~5月の累計は

金属大手UMMC、国内最大の銅生産者に

ロシアの金属大手、鉱山冶金会社(UMMC)はこのほど、2010年の精製銅生産量が前年比12%増の36万9,043トンとなり、ノリリスク・ニッケルを抜いて国内首位となったと発表した。ノリリスク・ニッケルの生産量は前年比4%

輸入物価上昇率、4月は9.4%に低下

ドイツ連邦統計局が5月26日発表した2011年4月の輸入物価指数は前年同月比で9.4%上昇した。上げ幅は依然として大きいものの、6カ月ぶりに1ケタ台に低下している。エネルギーを除いたコアの上昇率は6.2%。前月比の輸入物

鉄鋼大手セベルスタリ、1-3月期に黒字回復

ロシア鉄鋼大手セベルスタリは18日、2011年1-3月期の最終利益が5億3,100万米ドルとなり、前年同期の7億8,500万ドルの赤字から黒字に転換したと発表した。鉄鋼価格の上昇や米国の資産を売却したことが黒字復帰に貢献

生産者物価が高止まり、4月は6.4%上昇

ドイツ連邦統計局が20日発表した2011年4月の生産者物価指数は前年同月比で6.4%上昇した。上げ幅は前月の同6.2%からやや緩和したものの、エネルギー高騰を背景に依然として大きい。前月比の同物価変動率は+1.0%だった

卸売物価4月も高水準に

ドイツ連邦統計局が11日発表した2011年4月の卸売物価指数は前年同月比で9.2%上昇した。上げ幅は3カ月ぶりに1ケタ台に下がったものの、依然として高い水準が続いている。前月比の変動率はプラス0.2%だった。 \ 前年同

アルセロール・ミタル(2011年1-3月期決算)

2011年1-3月期(第1四半期)決算の純利益は10億7,000万ドルで、前年同期から67%増加。建設、自動車業界の需要増大で鉄鋼価格が上昇し、収益を押し上げた。売上高は27%増の221億8,000万ドル。 \

ThyssenKrupp AG―ステンレス鋼事業など分離・売却へ―

鉄鋼系複合企業の独ThyssenKrupp(エッセン)は5日、売上高で総額100億ユーロの事業を分離・売却する計画を発表した。将来性の高い事業に経営資源を集中するほか、債務を圧縮するのが狙いで、ステンレス鋼事業の分離が今

独ティッセンクルップ、ステンレス鋼事業など分離・売却へ

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは5日、売上高で総額100億ユーロの事業を分離・売却する計画を発表した。将来性の高い事業に経営資源を集中するほか、債務を圧縮するのが狙いで、ステンレス鋼事業の分離が最大の柱となる。同計

ティッセンクルップ、車体部品事業を売却

独鉄鋼大手のティッセンクルップは4月29日、自動車の足回り・車体部品事業(ティッセンクルップ・メタル・フォーミング)をスペインの自動車部品メーカー、ゲスタンプ・オートモーションに売却することで合意した。取引金額など詳細は

3月輸入物価11.3%上昇、5カ月連続で10%超に

ドイツ連邦統計局が4月28日発表した2011年3月の輸入物価指数は前年同月を11.3%上回り、上げ幅は5カ月連続で10%を超えた。これまで同様、エネルギーが最大の押し上げ要因で、石油を除いたコアの上昇率は7.7%だった。