2011/7/13

ロシア

トルコの新工場が近くオープン

この記事の要約

ロシア4位の鉄鋼メーカー、マグニトゴルスク製鉄(MMK)とトルコ・アタカスグループの合弁会社MMKアタカス製鉄所は7月15日にトルコで新工場をオープンする。同国北西部Dilovasiにある同工場は鋼板を亜鉛メッキ・コーテ […]

ロシア4位の鉄鋼メーカー、マグニトゴルスク製鉄(MMK)とトルコ・アタカスグループの合弁会社MMKアタカス製鉄所は7月15日にトルコで新工場をオープンする。同国北西部Dilovasiにある同工場は鋼板を亜鉛メッキ・コーティング加工する施設で、MMKは年産80万トン以上、売上高7億5,000万米ドルを見込んでいる。

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MMKアタカス製鉄所は今年3月、トルコ南部イスケンデルンの工場で、熱延鋼板の生産を開始した。MMKは同工場に21億ドルを投資。生産量は今年の80万トンから来年には200万トンを超え、最終的に230万トンに達する見通しだ。トルコ国内の需要増加に対応し、自動車メーカーなどに圧延鋼を供給する計画で、来年は25億ドルの売り上げを目指す。

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MMKは3月にMMKアタカス製鉄所を完全買収することも発表した。重点市場の一つであるトルコでの地位を固め、事業拡大を図る戦略だ。同合弁会社の株式50%マイナス1株を4億8,500万米ドルで買収し、100%子会社化する計画で、手続きは11月までに完了する見通し。

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