ドイツ経済ニュース

バイエル―14年売上・利益予測を引き上げ―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は10月30日の決算発表で2014年12月期の業績見通しを引き上げた。第3四半期(7~9月)決算が好調だったほか、為替リスクの低下、米メルクのOTC薬事業買収といったプラス要因 […]

バッテンフォール―独褐炭採掘・発電事業から撤退の方向―

スウェーデン国営エネルギー大手のバッテンフォール(ストックホルム)は10月30日、ドイツの褐炭採掘・発電事業からの撤退を検討することを明らかにした。同社はスウェーデンの政権交代を受けて二酸化炭素(CO2)の排出削減と再生

ソーラーワールド―米国生産能力を大幅拡大―

太陽電池大手の独ソーラーワールド(ボン)は10月30日、米西部のヒルズボロ(オレゴン州)にある工場の生産能力を大幅に引き上げると発表した。現地需要が拡大しているためで、太陽電池モジュールの生産能力を現在の380メガワット

ヘラー―IPOへ、米中事業など強化―

自動車部品大手の独ヘラー(リップシュタット)は10月31日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。市場資金を国外事業の強化などに充てる意向で、フランクフルト証券取引所とルクセンブルク証券取引所で11月11日に株式を公開す

フォルクスワーゲン―販売好調、7-9月利益は57%増に―

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が10月30日発表した2014年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は29億2,800万ユーロとなり、前年同期から57.7%増加した。高級車部門アウディ、ポ

BMW―7-9月は増収減益―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が4日発表した2014年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は13億1,400万ユーロとなり、前年同期から1.2%減少した。販売が堅調で増収となったものの、税負担が4,000万ユーロ膨ら

ルフトハンザ―15年営業益予測引き下げ―

航空大手の独ルフトハンザ(フランクフルト)は10月30日の決算発表で、2015年12月期の営業利益見通しを下方修正した。景気が減速しているうえ、航空旅客市場での競争も激化しているためで、従来予測の20億ユーロから「14年

ドイツ銀行―最終赤字に転落、訴訟費用計上で―

独最大手銀行のドイツ銀行(フランクフルト)が10月29日発表した2014年7-9月期(第3四半期)の最終損益は9,200万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(5,100万ユーロ)から大きく悪化した。訴訟関連の引当金を計8

リンデ

工業ガス大手の独リンデは10月30日、中期利益目標を引き下げた。これまでの経済成長が予想を下回り、景気の先行きも不透明感が高まっているためで、「2016年に営業利益で50億ユーロ以上を獲得する」とした従来目標を「17年に

ダイムラー

高級車大手の独ダイムラーは10月31日、チューニングカー子会社メルセデスAMGがイタリアの高級オートバイメーカー、MVアグスタと提携すると発表した。MVアグスタに25%出資するほか、マーケティング、販売面で支援を行う。取

VW

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)がロシアのカルーガにある完成車工場の操業を10月30日に一時停止したことが3日、明らかになった。現地需要の減少を受けた措置で、生産ラインを今週末(11月9日)までストップする。VW

スカイ・ドイチュラント

米国の「メディア王」マードック氏傘下の独有料テレビ会社スカイ・ドイチュラントが3日発表した2014年7-9月期(第1四半期)の最終損益は1,230万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(1,420万ユーロ)から改善した。最

VW

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は3日、主力ブランドVWの10月の米国販売台数が約3万300台となり、前年同月をおよそ8%上回ったと発表した。販売増は19カ月ぶり。同ブランドは米市場に投入するモデル数が少ないうえ

独ICT市場が2年ぶりに拡大の見通し

独情報通信業界連盟(Bitkom)は10月28日、ドイツの情報通信技術(ICT)市場規模が今年は前年比1.6%増の1,534億ユーロとなり、2年ぶりに増加に転じるとの予測を発表した。ITハードとソフトがそれぞれ5.8%、

独機械業界受注、9月は13%増に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3日発表した独業界の2014年9月の新規受注高は前年同月比13%増と大きな伸びを記録した。1年前の水準を上回るのは3カ月ぶり。7月と8月は横ばいにとどまっていた。大型受注が多かったほか、夏

乗用車新車登録10月も増加、+3.7%に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2014年10月の乗用車新車登録台数は27万5,320台となり、前年同月を3.7%上回った。増加は2カ月連続。社用車が9.1%増えて、これまで同様、全体をけん引した。マイカーは5.

アウディのリコール、エアバッグ供給元はコンチネンタル

自動車部品大手コンチネンタルのエルマー・デーゲンハルト社長は10月30日ミュンヘンの経済記者クラブで、高級車大手のアウディがエアバッグの不具合を理由に中型車「A4」の大規模なリコール(無料の回収・修理)に乗り出した問題に

エンジン自動停止時の携帯電話は合法

アイドリングストップ機能が作動してエンジンが自動停止しているときに携帯電話を手に持って通話することは道路交通法(StVO)に抵触するかをめぐる係争で、ハム高等裁判所は同法の規定に抵触しないとの判断を下した。10月28日付

独化学業界売上がやや好転、国外がけん引

独化学工業会(VCI)が4日発表した2014年第3四半期(7~9月)の業界売上高(製薬を含む)は前期比0.5%増の449億ユーロとなり、3四半期ぶりに拡大へと転じた。国外が1.5%増と好調で、全体をけん引。アジアは2.5

製造業のエネルギー消費、1位は天然ガス

ドイツ連邦統計局が10月29日発表した国内製造業のエネルギー消費量は昨年、4,056ペタジュールとなり、前年比で1.8%減少した。最も多く利用されているエネルギー源は天然ガスで、シェア27%を記録。これに電力(21%)、

断熱材業界にカルテル疑惑、独当局が立ち入り調査

断熱材メーカーがドイツ市場で違法なカルテルを結んでいる疑いで連邦カルテル庁が3月中旬に、関係各所に立ち入り調査を実施したことが3日、明らかになった。業界団体・硬質フォーム産業連盟(IVH)はメディアの問い合わせに、199

海運貨物取扱量、上期は2.7%増に

連邦統計局が10月29日発表したドイツの2014年上半期の海運貨物取扱量は1億5,200万トンとなり、前年同期を2.7%上回った。規模は小さいものの国内貨物が20.3%増の410万トンと大きく拡大。国外向けも4.5%増え

晩婚化進む、初婚年齢は男性で32.2歳に

ドイツで晩婚化が進んでいる。連邦人口研究所(BiB)が10月29日明らかにしたところによると、2012年の初婚年齢は男性で平均32.2歳となり、東西ドイツが統一された1990年の27.9歳から4.3歳上昇。女性も同25.

企業年金支給額への異議申し立て期間で最高裁判決

雇用主は退職者に支給する企業年金の引き上げを物価動向を踏まえて3年に1度、検討しなければならない。これは企業年金法(BetrAVG)16条1項で定められたルールである。雇用主はその際、受給者の利害と自社の経済的な状況をは

消費者景況感が3カ月ぶりに改善

市場調査大手のGfKが24日発表したドイツ消費者景況感指数の11月向け予測値は8.5となり、10月の確定値(8.4)を0.1ポイント上回った。同指数の改善は3カ月ぶり。景気の見通しに関する指数がほぼ下げ止まったことが大き

輸入物価21カ月連続で低下、9月-1.6%に

ドイツ連邦統計局が28日発表した2014年9月の輸入物価指数は前年同月比1.6%減となり、1年前の水準を21カ月連続で下回った。エネルギーが10.7%減とこれまで同様大きく下落して全体が強く押し下げられた格好。エネルギー

独銀は資本積み増しの必要なし=健全性検査

欧州中央銀行(ECB)は26日、ユーロ圏の主要130銀行を対象に実施した包括的な健全性検査の結果を公表した。資本不足で「不合格」となったのは25行で、ドイツの銀行でもミュンヒェナー・ヒポテーケンバンクが該当したものの、同

BASF―中期目標を撤回、コスト削減強化へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は24日の決算報告で、2011年に打ち出した中期業績目標を撤回した。世界経済の先行き不透明感が強まっていることを受けた措置で、15年に売上高で800億ユーロ、営業利益(EB

ダイムラー―米テスラから資本撤退―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は21日、戦略提携先の米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株式4%を売却し、資本を全面的に引き上げたと発表した。売却益は約7億8,000万ドルで、事業の強化に充てる方針。経済

ダイムラー―純利益49%拡大―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が23日発表した2014年7-9月期(第3四半期)の純利益は28億2,000万ユーロとなり、前年同期から49%増加した。販売が堅調だったほか、資産売却による特別利益が収益を押し

MAN―営業利益予測を下方修正―

フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社MAN(ミュンヘン)は28日の決算発表で、2014年12月期の営業利益予測を引き下げた。主力市場である欧州とブラジルの低迷を受けて業績が振るわないためで、前期実績(3億900万ユー

コンチネンタル―アジアで大型買収を検討―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)がアジアで大型買収を検討している。ヴォルフガング・シェーファー財務担当取締役が証券紙『ベルゼン・ツァイトゥング』のインタビューで明らかにしたもので、同地での事業を強化するとと

MTU エアロ・エンジンズ―業績予測引き上げ―

航空機エンジン大手の独MTU エアロ・エンジンズ(ミュンヘン)は23日の決算発表で、2014年12月通期の売上高を従来予測の36億5,000万ユーロから37億5,000万ユーロに引き上げた。同社は民間機向け保守点検サービ

シーメンス―補聴器事業撤退、IPOから売却に方針転換か―

電機大手のシーメンス(ミュンヘン)が補聴器事業の売却に向けて投資会社などと協議を進めているもようだ。従来は同事業を新規株式公開(IPO)する意向だったが、市場環境の悪化を受けて売却方針に転じたという。各種メディアが消息筋

ルフトハンザ―電算センターをIBMに売却へ―

航空大手のルフトハンザドイツ航空(フランクフルト)は22日、電算センターをIT大手の米IBMに売却する方向で交渉している事実を明らかにした。ITインフラコストを圧縮することが狙い。交渉は現在、最終段階にあり、売却手続きを

ベルテルスマン―米eラーニング企業買収―

メディア大手の独ベルテルスマン(ギュータースロー)は21日、eラーニングサービスを手がける米リリアス・ラーニング(Relias Learning)を投資会社ビスタ・エクイティ・パートナーズから買収すると発表した。教育事業

ノバルティス―インフルエンザワクチン事業を豪社に売却―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)は26日、インフルエンザワクチン事業を豪同業CSLに売却すると発表した。事業再編計画の一環。取引金額は2億7,500万ドルで、ノバルティスは約11億ドルの評価損を計上する。来年下半

カールシュタット―6店舗閉鎖へ―

独デパート大手のカールシュタット(エッセン)は23日の監査役会で国内6店舗の閉鎖を決定した。前オーナーのニコラス・ベルグラン氏は8月、経営再建の失敗を受けて同社を墺事業家レネ・ベンコ氏の投資会社シグナに売却しており、店舗

ダグラス―時計・宝飾部門クリストを投資会社に売却―

独小売大手ダグラス・ホールディング(ハーゲン)の親会社アル・ビューティ(Al Beauty)は27日、同ホールディング傘下の時計・宝飾品販売チェーン、クリストを投資会社3iに売却することで合意したと発表した。経営資源を絞

アウディ

高級車大手の独アウディが中型車「A4」のリコール(無料の回収・修理)を実施する。エアバッグの制御ソフトに問題があり、事故の際にバッグが開かない恐れがあるため。2012年式以降のモデル85万台が対象となる。同エアバッグの製

BASF

化学大手の独BASFは28日、南京工場のtert-ブチルアミン生産能力を2015年初頭から60%引き上げ年1万6,000トンにすると発表した。中国・アジアでタイヤ生産用の加硫促進剤として需要が拡大しているため。投資額は明

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