ドイツ経済ニュース

製造業受注2カ月連続増加、3月+2.2%に

ドイツ連邦経済省が7日発表した2013年3月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比2.2%増(暫定値)となり、2カ月連続で上昇した。大型受注の規模が平均を大幅に上回ったことが大きい。ドイツを除くユ […]

欧州中銀が10カ月ぶり利下げ、過去最低の0.5%に

欧州中央銀行(ECB)は2日に開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年0.75%から0.25ポイント引き下げ、過去最低の0.5%とすることを決めた。利下げは昨年7月以来10カ月ぶり。景

南欧諸国からの移民が増加

ドイツ連邦統計局が7日発表した2012年の移民統計(暫定値)によると、国外からの流入は前年比13%増の108万1,000人となり、1995年以来の高水準に達した。外国人の流入が15%増の96万6,000人に拡大。特に、財

ルフトハンザでベア合意

航空大手のルフトハンザとサービス労組Verdiは1日、新しい労使協定を締結することで合意した。地上勤務職員の賃金を計3.0%、子会社Lufthansa SystemsとLufthansa Cargoでも同4.7%引き上げ

Daimler AG―新モデル「Citan」をリコールへ―

自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は6日、昨年発売したトランスポーター「Citan」をリコール(無料の回収・修理)すると発表した。欧州の安全評価機関であるユーロNCAPの衝突安全テスト(5つ星が最高評価)で

BMW―3シリーズをリコール、エアバッグの不具合で―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は主力モデル「3シリーズ」でリコール(無料の回収・修理)を実施する。タカタ製のエアバッグに不具合があることが分かったため。dpa通信がBMWへの取材をもとに報じた。 \ リコールの対象と

BMW―減収減益に―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が2日発表した2013年1-3月期の営業利益は20億3,900万ユーロとなり、前年同期を4.5%下回った。市場低迷の影響がこれまで好調だった同社にも及んできた格好で、ライトホーファー社長

Audi AG―メキシコ工場の建設開始―

自動車大手Volkswagen(VW)の子会社Audi(インゴルシュタット)は4日、メキシコ中部のプエブラ州サン・ホセ・チアパスで完成車工場の起工式を行った。同工場はAudiがアメリカ大陸に持つ初めての工場。2020年ま

Adam Opel AG―金融事業を7年ぶりに再開―

米General Motors(GM)の欧州子会社Opel(リュッセルスハイム)は6日、自前の自動車金融サービスを7年ぶりに再開すると発表した。金融サービスは新車販売で大きな武器となるため、同社はこれをテコに低迷する欧州

Continental AG―「4-6月期には業績拡大」―

自動車部品大手の独Continental(ハノーバー)は3日の決算発表で、第1四半期に悪化した業績が第2四半期からは再び上向くとの見通しを示した。乗用車生産が世界的に安定する兆しが出ているためで、第2四半期(4-6月期)

Motorenwerke Zschopau GmbH―会社存続の危機―

昨年秋に会社更生手続きの適用を申請した独老舗スクーターメーカーMotorenwerke Zschopau(MZ、ホーンドルフ)は経営再建資金を確保できない公算が高まっている。管財人によると、30を越える国内外の投資家と協

Siemens AG―業績見通し引き下げ―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は2日の決算発表で2013年9月通期の業績見通しを下方修正した。第2四半期決算が振るわなかったうえ、赤字が続くソーラー事業の売却先模索が難航しているためで、継続事業の利益で「45億

Koenig & Bauer AG―競合との提携検討―

印刷機械大手の独Koenig & Bauer(KBA、ヴュルツブルク)が競合企業との事業提携を検討している。世界市場の縮小が止まらないためだ。業界では各社が生産能力の縮小に取り組んでいるものの、過剰生産能力は依

Clariant AG―事業再編が奏功、1-3月期最終益3倍に―

スイスの特殊化学大手Clariant(ムッテンツ)が4月30日発表した2013年1-3月期(第1四半期)決算の最終利益は5,000万スイスフランとなり、前年同期(1,700万フラン)の3倍に拡大した。コスト削減のほか、景

Dr. Wolff-Gruppe GmbH―アジア市場に参入―

コスメティック製品・塗布薬メーカーのDr. Wolff-Gruppe(ビーレフェルト)がアジア市場に参入する。国際事業強化戦略の一環で、7月にもシンガポールに支店を開設。9月からマーケティングを開始する。エドゥアルト・デ

Sedus Stoll AG―アジア事業強化へ―

オフィス家具メーカーSedus Stoll(ヴァルツフート)がアジア事業を強化する。主力市場の欧州が低迷しているためで、現地生産も検討中だ。ベルンハルト・カルップ社長への取材をもとに6日付『フランクフルター・アルゲマイネ

Grohe AG―再上場も―

独水栓金具大手Grohe(ヘーマー)の親会社である投資会社のTexas Pacific Group(TPC)とCredit Suisseは同社から資本撤退する意向だ。Groheのデビット・ヘインズ社長が『フランクフルター

Lufthansa―「ケータリングはわが社の重要な構成要素」―

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)は2日の決算発表で、これまで売却の可能性を検討してきたケータリング子会社LSG Skychefsを手元に残す方針を明らかにした。同子会社の収益力が高まっているためで、ジモー

Infineon Technologies AG―業績底打ち―

独半導体大手Infineon(ミュンヘン)のラインハルト・プロス社長は2日の決算発表で「谷は過ぎた」と述べ、業績が好転していることを明らかにした。競合の米Texas Instrumentsも需要が回復したとしており、半導

Acciona

スペインの建設大手Accionaが独フランクフルト国際空港のグランドハンドリング業務ライセンスを地元ヘッセン州当局から取得した。グランドハンドリング市場の自由化を定めた欧州連合(EU)ルールに基づくもので、2020年まで

Magna

カナダの自動車部品大手Magnaが欧州の従業員数を削減する意向だ。同地の自動車市場が低迷しているためで、どの部品を欧州域外からの供給に切り替えるかを現在、検討している。ドナルド・ウォーカー社長が独『ヴィルツシャフトボッヘ

Thyssenkrupp

鉄鋼系複合企業の独Thyssenkruppは6日、鉄道用レール製造・敷設事業の売却方針を発表した。独市場の成長余地が小さいほか、価格圧力も高まっているためと説明している。同事業の売上高は4億ユーロ、従業員数は800人。

Commerzbank

独大手銀行Commerzbankが7日発表した2013年1-3月期(第1四半期)の最終損益は9,400万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(3億6,900万ユーロ)から大幅に悪化した。赤字計上は2四半期連続。人員削減を伴

Kion

フォークリフト世界2位の独Kionは年内にも新規株主公開(IPO)を実施する計画だ。具体的な時期については主要株主のKKR、Goldman Sachsと協議中。フォークリフトの需要は昨年3.1%減少したが、Kionの売上

廃電球類の回収率3分の1止まり

寿命が切れた電球・蛍光管の回収率が向上しない。2012年にドイツ国内で交換された廃電球・蛍光管の数は推定1億5,000万個に上るのに対し、リサイクルセンターや資源ごみ収集所、小売店の回収ボックスなどを通して回収されたのは

3月の独機械業界受注4%減に、経済の先行き不透明感響く

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が2日発表した独業界の2013年3月の新規受注高は前年同月比で実質4%減少した。世界経済の先行き不透明感を背景に企業が設備投資を控えた影響で、国内受注が15%減と大きく後退。水準を大きく押し

キッチンの購入価格が上昇基調に、昨年は平均7,100ユーロ

独キッチン業界団体AMKによると、ドイツの消費者が昨年購入したキッチンの平均価格は7,101ユーロとなり、5年前の2008年に比べ800ユーロ以上、増加した。低金利でハイエンド製品を購入しやすくなっていることが背景にあり

ビール出荷量、第1四半期は4.3%減に

ドイツ連邦統計局が4月30日発表した国内醸造所の2013年第1四半期のビール出荷量は1,990万ヘクトリットルで、前年同期から4.3%減少した。国内向けと国外向けがともに落ち込んだ。 \ 全体の84.9%を占める国内向け

「男らしさ」が主流に、男性用化粧品広告で

男性用化粧品のマーケティングで「男らしさ」が脚光を浴びている。コマーシャルでは「出世して成功する男性」といった伝統的な男性像が前面に押し出されており、一昔前に流行したメトロセクシャルな男性像は影が薄くなっているようだ。2

音楽著作権管理団体、世界レベルのデータベース構築へ

独音楽著作権協会(GEMA)は世界220の音楽著作権管理団体をネットワークで結び、情報データベースを構築する計画だ。今年半ばまでにプロジェクトの方向性・コンセプトを策定したうえで、2014年から各団体のデータベースのネッ

ドイツ製品がブラジルで人気

ドイツ製品はブラジルで人気が高いようだ。独コンサルティング企業GlobeoneがBRICS4カ国で実施した消費者アンケート調査によると、同国では5人に4人がドイツ製品が好きだと回答。ロシアに次いで高い数値となった。調査結

下請けの労働環境改善にSMS活用=アディダス

スポーツ用品世界2位の独アディダスがアジアの下請け工場の労働環境改善に向けて新たな取り組みを開始した。同社の社会・環境問題責任者であるフランク・ヘンケ氏が『ハンデルスブラット』紙に明らかにしたもので、現地の従業員が携帯電

ナチスを意味するスタンプ捺印で即時解雇

従業員がちょっとした失言や不適切な行動を行っても初めてのケースであればせいぜい、警告処分にとどまる。だが、人道上、類例のない犯罪を行ったナチスに関するとなると事情は大きく異なってくる。この問題に関する係争でハム州労働裁判

グローバル化した企業ほど雇用を創出

欧州経済が低迷するなかでドイツの大手企業は昨年も業績を大きく拡大した。コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(E&Y)が4月26日に発表したDAX(ドイツ株価指数)採用企業の業績分析によると、2012年

独企業景況感2カ月連続で悪化

Ifo経済研究所が4月24日発表した2013年4月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は104.4となり、前月の106.7から2.3ポイント低下した。同指数の悪化は2カ月連続。事業の現状判断を示す指数と今後6カ月

独消費者景況感、3カ月連続で改善

市場調査大手GfKが4月29日発表したドイツ消費者景況感指数の5月向け予測値は6.2となり、前月の同6.0(修正値)から0.2ポイント上昇した。同指数の改善は3カ月連続。景気の見通しに関する指数はやや悪化したものの、所得

4月インフレ率1.2%、10年9月以来の低水準に

ドイツ連邦統計局が4月29日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率が1.2%にとどまり、10年9月以来の低い伸びとなった。エネルギーの上げ幅が0.4%にとどまったほか、パック旅行価格の低下が大きな押し

3月輸入物価2.3%低下、3年4カ月ぶりの下げ幅に

ドイツ連邦統計局が4月26日発表した2013年3月の輸入物価指数は前年同月を2.3%下回り、3年4カ月ぶりの大きな下げ幅となった。同物価の下落は3カ月連続。エネルギー価格が9.5%低下し、全体を強く押し下げた格好だ。原油

輸出成長見通し引き下げ=業界団体

独卸売・貿易業者連盟(BGA)は4月29日、ドイツの2013年輸出成長率予測を昨年12月に提示した「最大5%」から3%に下方修正した。世界経済回復の勢いがこれまで想定したよりも弱いためで、輸出が過去数年間のように大幅に拡

4月失業者数、実質増に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が4月30日発表した同月の失業者数は302万人となり、前月から7万8,000人減少した。季節柄、気候が穏やかになり屋外労働などの需要が拡大したことが大きく、季節要因を加味した実質では4,000人増

3月小売売上実質2.8%減に、衣料品は天候不順が直撃

ドイツ連邦統計局が4月30日発表した2013年3月の国内小売売上指数(自動車販売店を除く)は前年同月を名目で1.4%下回り、物価を加味した実質では2.8%減少した。比較対象の12年3月に比べ営業日数が2日少なかったことが

ミツバチ保護の農薬規制、欧州委が12月実施を強行

欧州連合(EU)の欧州委員会は4月29日、ミツバチ減少の要因として指摘されているネオニコチノイド系農薬3種の域内での使用を12月から禁止する意向を表明した。EU27カ国の合意は得られていないものの、ミツバチ保護のために必

Solarworld AG―債務整理で主要債権者と合意―

経営難の太陽電池大手Solarworld(ボン)は4月30日、債務整理計画に対する主要債権者の暫定合意を取り付けたと発表した。減資を実施したうえで増資を行い、債務を株式に転換するという内容で、旧株主の出資比率は5%に低下

上部へスクロール