中東欧マクロ経済

ハンガリーの2月鉱工業生産4.1%増、上げ幅は前月から拡大

ハンガリー中央統計局が15日発表した2月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で4.1%増加し、上げ幅は前月から1.7ポイント拡大した。

分野別でみると、構成比で95%を占める製造業が前月の3%増から4.3%増に拡大した。

製造業では同業生産高の32%を占める「輸送機械(自動車含む)」が5%増加したほか、「コンピューター・電子・光学機器」は前月の8.4%増から14.6%増へと大きく拡大。

チェコ3月インフレ率3.4%、6カ月ぶり低下

チェコ統計局(CSU)が14日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.4%上昇し、上げ幅は前月から0.3ポイント縮小した。

CPIを項目別にみると、自動車燃料含む「運輸」が前月の2.7%から0.1%に大きく縮小したほか、構成比重の最も高い「住居・水道光熱費」は同0.4ポイント減の3.8%に低下して全体を押し下げた。

インフレ率は中銀目標の3%を上回る水準で推移しているものの、新型コロナの蔓延で経済活動が強く制限されていることから、自然に低下するとの判断だ。

オルバン首相がコロナ対策の新措置を発表、企業支援に2兆フォリント

ハンガリーのオルバン首相はこのほど、新型コロナウイルスの流行に対応するための新しい行動計画を発表した。

雇用対策と主要産業に対する支援、企業への助成、家族や年金生活者の保護などを柱とするもので、企業向けに2兆フォリント(56億8,670万ユーロ)を支出するなど大規模な経済対策が含まれている。

今回発表された措置では、時短操業の影響を受けている労働者の給与の一部を国が補償するほか、新規雇用を創出する投資に対し4,500億フォリントを支出する。

フィッチ、トルコ経済の成長を予測

新型コロナウイルスの感染拡大で世界的な景気後退懸念が強まる中、米信用格付け大手フィッチは、トルコ経済は今年落ち込むものの、来年は成長率が前年同月比で4.5%に拡大すると予測している。

フィッチは2月下旬のトルコ格付け見直しで長期信用格付けを「BB-」、見通しを「安定的」で据え置き、今年の経済成長率を3.9%と予測した。

その後、世界的な景気後退となっても同国は0.8%の経済成長を確保するとの見方を示した。

フィッチ、ルーマニア格付け見通しを引き下げ

新型コロナウイルスの世界的流行が、脆弱な財政基盤に追い打ちをかけるためだ。

フィッチによると、ルーマニアは今年、景気の大幅後退(マイナス5.9%)と歳出増加のはさみ撃ちで、財政赤字が国内総生産(GDP)比8%に悪化する。

ルーマニア財務省は18日、フィッチの評価について「新型肺炎(Covid-19)と、過去の社会民主党政権の財政運営の失敗に基づくもの」とコメント。まずは、新型肺炎の影響緩和とルーマニア経済の回復に向けた政策に集中する姿勢を明確にした。
ルーマニア政府は15日に今年の経済予測を下方修正し、成長予測は1.9%のマイナス、財政赤字はGDP比6.7%に拡大するとした。

ハンガリーの3月インフレ率3.9%に低下、コロナ原油安が影響

上げ幅が最も大きかったのは「食品」(7.6%)で、前月から0.6ポイント拡大した。

価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は4.3%で、前月から0.2ポイント拡大した。

同国のインフレ率は2019年4月の3.9%から9月に2.8%まで低下した後、今年1月まで4カ月連続で上昇していた。

ポーランド中銀が2会合連続で利下げ、政策金利0.5%に

グラピンスキー総裁も「必要なことは何でもする」と応じた。

同国の3月インフレ率は4.6%となり、2011年11月以来の最高値を記録した先月(4.7%)から0.1ポイント低下した。

中銀はコロナウイルスの経済への影響が今後本格化する見込みであることと、原油価格が大きく下落していることから、物価上昇率が中銀目標を下回るのは確実と判断し、追加利下げに踏み切った。

トルコの3月インフレ率11.9%、5カ月ぶり低下

トルコ統計局(TUIK)が3日発表した3月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で11.9%となり、前月(12.4%)から0.5ポイント縮小した。

食品や燃料費の上げ幅が縮小したことが大きい。

分野別にみると、構成比重の大きい「食品・非アルコール飲料」の上昇率が前月から0.5ポイント減の10.1%へ、「運輸(自動車燃料含む)」は同2.9ポイント減の8.8%に縮小して全体を押し下げた。

中・南東欧、景気後退の懸念高まる=WIIW

ウィーン経済比較研究所(WIIW)は3月末、CESEE諸国(中東欧、バルト3国、南東欧の23カ国)の大半が今年、新型コロナウイルスの流行による経済活動への影響で景気後退する可能性を示唆した。

WIIWは3月初めに発表したCESEE春季経済予測で、リーマンショック後の経済危機を引きずった2009年以降で最大の落ち込みとなる可能性を示した。

ただ、バルト3国、チェコ、スロバキア、スロベニアなど2004年のEU加盟組は大規模な景気対策を取る財政的余力があり、景気後退を比較的うまく乗り越えられると予想している。

チェコ中銀が2週間で2度目の利下げ、政策金利1%に

中銀は16日に0.5ポイントの利下げを実施したばかり。

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、経済を守るため一層の金融緩和に踏み切った。

インフレ率は2月に3.6%まで上昇し、4カ月連続で中銀目標の上限(3%)を上回っているが、中銀は新型コロナの蔓延で経済活動が強く制限されていることから、自然に低下すると判断。

チェコ議会が新予算案を承認、コロナ危機で財政赤字拡大

チェコ議会は3月26日、新型コロナウイルス感染拡大による経済への影響を考慮した政府の新予算案を承認した。

財政赤字額は当初案の400億コルナから2,000億コルナ(約73億100万ユーロ)に拡大する。

新予算案では、コロナ危機による大幅な税収減を想定して歳入が1兆4,883 万コルナに減少。

ルーマニアも利下げ、主要政策金利2%に

中銀はまた、銀行間金利(ROBOR)の引き下げ誘導を狙い、貸出金利(ロンバート金利)と借入金利の差を従来の「政策金利プラスマイナス1%」から0.5%へ狭めることを決定。

これに沿い、貸出金利を3.5%から2.5%へ引き下げた。

借入金利は1.5%に据え置いた。

トルコ政府、1,000億リラの経済支援策を実施

トルコのエルドアン大統領は18日、総額1,000億リラ(約154億米ドル)の経済支援策を発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大による経済への打撃を和らげる目的だ。

経済が成長軌道に乗る前に新型コロナウイルスが流行する事態となり、財政運営はさらに苦しくなりそうだ。

ポーランドが5年ぶりに利下げ、主要政策金利1%に

ポーランド中央銀行は17日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を従来より0.5ポイント低い1%に設定した。

新型コロナウイルスによる経済への打撃を緩和する目的で、金融緩和に向けた他国の動きと軌を一にする。

同時に、銀行の減益を緩和するため、準備預金に対する金利を0.5%から1%へ引き上げた。

トルコ中銀が緊急利下げ、政策金利9.75%に

一方、2月のインフレ率は12.4%となり、ピーク時の2018年10月(25.2%)からは大幅に改善したものの、19年10月(8.6%)からは4カ月連続で上昇した。

今後の方針について中銀は、低インフレを維持することで経済回復が持続するとしたうえで、予想されるディスインフレの傾向と一致させるため引き続き慎重な金融政策をとるとしている。

中銀は昨年7月、2年10カ月ぶりの利下げを実施し、政策金利を24%から19.75%に引き下げた。

ポーランドの2月鉱工業生産4.9%増、上げ幅は前月から大きく拡大

ポーランド中央統計局が19日発表した2月の鉱工業生産指数は前年同月比で4.9%上昇し、上げ幅は前月の1.1%から3.8ポイント拡大した。

製造業の上げ幅が前月の1.9%から5.7%に拡大して全体を強く押し上げた。

上げ幅は「その他の輸送機械・器具」で前月の9.3%から16.8%へと大きく拡大したほか、「電気設備」(12.1%)と「金属製品」(11.5%)でも二桁台に達した。

ポーランド政府、470億ユーロ規模の支援策

ポーランドのモラヴィエツキ首相は18日、新型コロナウイルスの流行に伴う景気後退に対処するため大規模な経済支援策を導入することを明らかにした。

支援策の総額は国内総生産(GDP)の約10%に相当する2,120億ズロチ(470億ユーロ)で、労働者の保護と企業の支援を主な目的とする。

ポーランド中銀が17日に政策金利を引き下げた他、ポーランド銀行協会(PZR)は16日、国内各行は3カ月以上債務の支払いを猶予する用意があると表明している。

チェコの1月鉱工業生産1.4%減、マイナス幅は縮小

チェコ統計局(CSU)が12日発表した1月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で1.4%減少し、8カ月連続でマイナスとなったものの、下げ幅は前月から1.9ポイント縮小した。

「電気・ガス・スチーム・空調」(5.8%減)と「金属加工品」(5.5%減)は下げ幅が前月からそれぞれ1.5ポイント、0.5ポイント拡大した。

1月の新規受注高は前年同月比で1.3%増加した。

トルコの1月鉱工業生産7.9%増、上げ幅は縮小

トルコ統計局(TUIK)が13日発表した1月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で7.9%増加し、5カ月連続のプラスとなったものの、上げ幅は前月の9%から1.1ポイント縮小した。

電力・ガス・スチーム・空調は3.8%増加した。

耐久消費財と資本財はどちらも3.5%増加した。

ポーランド2月インフレ率4.7%、11年11月以来の高水準に

ポーランド中央統計局(GUS)が13日発表した2月の消費者物価指数は前年同月比で4.7%上昇し、上げ幅は前月から0.4ポイント拡大した。

「食品・非アルコール飲料」は7.5%上昇して全体を強く押し上げた。

「運輸」は前月の2.1%増から1.4%増に縮小した。

チェコ中銀が緊急利下げ、新型コロナの影響緩和

今後も状況を注視し、追加的利下げの必要性を検討していくとしている。

コロナウイルスの感染拡大で経済活動が急速に制限される中、インフレ率が自然に下がると判断し、金利政策の修正に踏み切った形だ。

中銀は15日の時点で市場への資金供給を拡充する措置も決定した。

蘭金融大手ING、南東欧4カ国の成長予測を下方修正

オランダ金融大手INGは13日、ルーマニア、ブルガリア、セルビア、クロアチアの2020年成長予測を下方修正した。

2020年の従来予測では、ルーマニアの成長率が19年の4.1%から3.6%、ブルガリアは3.1%から3%、クロアチアは2.9%から2.1%に低下し、セルビアは4.2%から4.7%へ上昇するとみていた。

新予測では、ルーマニアが従来予測比1.5ポイント減の2.1%、ブルガリアが0.9ポイント減の2.1%、クロアチアが0.9ポイント減の1.2%、セルビアが0.8ポイント減の3.9%とした。

チェコ2月インフレ率3.7%、4カ月連続で上昇

チェコ統計局(CSU)が10日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.7%上昇し、上げ幅は前月から0.1ポイント拡大した。

インフレ率の上昇は4カ月連続で、前月に引き続き2012年3月(3.8%)以来の高い水準となった。

中銀は今年2月、インフレ率の上昇を受けて9カ月ぶりの利上げを実施し、政策金利を2%から2.25%に引き上げた。

セルビア中銀が緊急利下げ、政策金利1.75%に

中銀は今回の利下げを国内経済の動向も踏まえて決定した。

これは2008年7-9月期(6.2%)以来の高い水準で、今後もプラス成長が予想されている。

「セルビアの経済成長見通しは引き続き良好だが、低いインフレ圧力と世界情勢の不確実性は成長の鈍化につながる可能性がある」として、国内経済への悪影響を最小限に抑えるために利用可能なすべての手段で機動的に対応していく意向を表明した。

ハンガリーの1月鉱工業生産2.4%増、2カ月ぶりプラス

ハンガリー中央統計局が12日発表した1月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で2.4%増加した。

前月は1.2%減少していた。

製造業では同業生産高の31%を占める「輸送機械(自動車含む)」が10.6%増加したほか、「コンピューター・電子・光学機器」は前月の1.4%増から8.4%増へと大きく拡大。

ウクライナで新内閣発足、新首相にシュミハリ副首相

シュミハリ新首相は前内閣の改革路線を踏襲する姿勢を確認したうえで、財政危機回避に向け、今年度予算を見直す方針を明らかにした。

しかし、富豪(オリガルヒ)のリナト・アハメトフ氏の企業で財務を担当していた過去があり、政府がオリガルヒによるウクライナ経済の支配を打破する政策を進めるのが今以上に困難になるのではとの観測が浮上している。

ホンチャルク氏は昨年8月、1991年のウクライナ独立以来、最年少の35歳で首相に就任したが、わずか6カ月で退任することとなり、首相在任の最短記録を更新した。

墺エルステが中東欧経済予測を下方修正、新型コロナウイルスの流行で

欧州で新型コロナウイルスの感染が拡大しているためだ。

東欧全体の成長予測は1月の前回予測から0.3ポイント引き下げられた。

コロナウイルスが欧州で流行する前の段階ですでに、ルーマニアとチェコでは縮小が予測されていたが、感染拡大で下振れリスクが拡大している。

チェコの19年成長率2.4%に減速、今年は2%割れか

通期成長率は2.4%で変わりなかった。

国営チェコ通信集計のアナリスト予測では、今年通期の成長率は2%を割りそうだ。

ジェネラリ・インベストメンツCEEのヤーチ氏は他のアナリスト同様、今年上半期の成長見通しを下方修正する必要があるとみる。

ハンガリー2月インフレ率4.4%、5カ月ぶり低下

ハンガリー中央統計局(KSH)が10日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.4%増となり、上げ幅は前月から0.3ポイント縮小した。

「耐久消費財」は0.8%低下した。

同国のインフレ率は2019年4月の3.9%から9月に2.8%まで低下した後、前月まで4カ月連続で上昇していた。

トルコ経済が回復、Q4成長率6%に

トルコ統計局(TUIK)が2月28日発表した2019年10~12月期の国内総生産(GDP)は前年同期比で6%増加し、上げ幅は前期の0.9%から5.1ポイント拡大した。

10~12月期は政府最終消費支出の伸び率が前期の5.7%から2.7%に低下したものの、個人消費は同1.9%から6.8%に急拡大した。

輸出の伸び率は5.1%から4.4%に後退し、輸入は同7.9%から29.3%に増大した。

トルコの2月インフレ率12.4%、4カ月連続で上昇

トルコ統計局(TUIK)が3日発表した2月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で12.4%となり、前月(12.2%)から0.2ポイント拡大した。

食品や光熱費の上げ幅が拡大したことが大きい。

同国のインフレ率は2018年10月の25.2%から19年10月に8.6%まで低下したものの、再び上昇に転じている。

独と中・南東欧の貿易拡大、V4諸国がけん引

貿易総額は1.3%増の4,610億ユーロで、ドイツの全貿易額の19%を占めている。

同地域でドイツとの貿易額が最も大きかったのはポーランドで、昨年の貿易高は前年比4.2%増の1,230億ユーロとなり、英国を抜き第6位の貿易相手国に浮上した。

特筆すべきはEU加盟交渉が進められているセルビアで、貿易額は前年比で10%以上増加し50億ユーロに達した。

トルコ中銀が6会合連続で利下げ、政策金利10.75%に

同国の1月のインフレ率は12.2%となり、ピーク時の2018年10月(25.2%)からは大幅に改善したものの、19年10月(8.6%)からは3カ月連続で上昇している。

昨年9月には、政策金利を近いうちに1ケタ台に引き下げ、それに伴いインフレ率も1ケタ台に鈍化するとの見通しを示していた。

中銀は昨年7月、2年10カ月ぶりの利下げを実施し、政策金利を24%から19.75%に引き下げた。

ポーランドの1月鉱工業生産1.1%増、上げ幅は前月から大きく縮小

ポーランド中央統計局が20日発表した1月の鉱工業生産指数は前年同月比で1.1%上昇し、5カ月連続でプラスとなったものの、上げ幅は前月の3.8%から2.7ポイント低下した。

製造業の上げ幅が前月の3.8%から1.9%に縮小したことなどが響いた格好だ。

上げ幅は「その他の輸送機械・器具」で前月の41.5%から9.3%へと大きく縮小した。

S&P、ハンガリーの格付け見通しを引き上げ

見通しが改善した理由としてS&Pは、2019年1-9月期の国内総生産(GDP)成長率が5.1%と好調であったことを挙げた。

また中欧で最大規模の同国の政府債務について、経済成長と財政引き締めにより縮小していくとの見方を示した。

格付けを据え置いた理由としては、◇輸出主導型の同国経済は強靭で対外的な条件にも恵まれている◇民間債務が少なく柔軟な為替政策をとっているーーことを挙げた。

ロシア政府、中銀からズベルバンクの過半数株を買収

取引を通じて福祉基金よりも支出制約の小さい国家財政に資金を移動し、プーチン大統領が先月提案した社会福祉政策の資金を生み出す意図も背景にあるとみられる。

中銀は取引に関連し、ズベルバンクの少数株主に株式の買収提案を実施する。

消息筋によると、中銀は売却額のうち7,000億ルーブルで2017年に実施した民間銀行3行への資金援助の支出を相殺し、残りを国庫へ納める。

ハンガリーの12月鉱工業生産1.2%減、6カ月ぶりマイナス

ハンガリー中央統計局が12日発表した2019年12月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で1.2%減少した。

前月は3.4%増加していた。

製造業では同業生産高の25%を占める「輸送機械(自動車含む)」が10.4%と大幅に低下したほか、「ベースメタル・金属加工品」が前月の1.9%減から10.2%減へ一段と後退。

ハンガリー1月インフレ率4.7%、4カ月連続で上昇

ハンガリー中央統計局(KSH)が13日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.7%増となり、上げ幅は前月から0.7ポイント拡大した。

価格変動の激しい食品と燃料を除いた基礎インフレ率(季節調整済み)は4%で、前月から0.1ポイント拡大した。

同国のインフレ率は2019年4月の3.9%から9月に2.8%まで低下した後、再び上昇している。

トルコの12月鉱工業生産8.6%増加、4カ月連続でプラス

トルコ統計局(TUIK)が13日発表した2019年12月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で8.6%増加し、4カ月連続のプラスとなった。

製造が前月の5.3%増から9.1%増へ大幅に拡大したほか、鉱山・採石は9.8%、電力・ガス・スチーム・空調は0.3%増加した。

同国の鉱工業生産高は同年9月に3.5%増加し、2018年8月(1%増)以来13カ月ぶりのプラスに転じた。

チェコ1月インフレ率3.6%、3カ月連続で上昇

チェコ統計局(CSU)が14日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で3.6%上昇し、上げ幅は前月から0.4ポイント拡大した。

インフレ率の上昇は3カ月連続で、2012年3月(3.8%)以来の高い水準となった。

中銀は今月6日、インフレ率の上昇を受けて9カ月ぶりの利上げを実施し、政策金利を2%から2.25%に引き上げた。

チェコの12月鉱工業生産3.4%減、5カ月連続でマイナス

チェコ統計局(CSU)が6日発表した2019年12月の鉱工業生産高(物価調整値)は前年同月比で3.4%減少し、マイナス幅は前月から0.2ポイント拡大した。

「電気設備」(9.1%増)と「基礎医薬品・医薬品製剤」(25.4%増)は上げ幅が前月からそれぞれ2.5ポイント、10.6ポイント拡大した。

12月の新規受注高は前年同月比で2.7%減少した。

チェコ中銀が9カ月ぶり利上げ、政策金利2.25%に

インフレ率が目標を上回って推移していることから、中銀は予想外の利上げに踏み切った。

中銀は今年のインフレ率について、第1四半期に3.5%まで上昇した後は3%前後で推移するとの見方を示した。

中銀は17年8月に9年半ぶりの利上げに踏み切り、金利を0.05%から0.25%に引き上げた。

ロシア中銀が6会合連続で利下げ、政策金利6%に

同国のインフレ率は1月に2.4%となり、4カ月連続で中銀が目標とする4%を下回った。

同銀のナビウリナ総裁は、内外需の弱さから「短期的にはディスインフレのリスクがインフレ高進のリスクを上回る」とし、状況が基本予測に沿って進む場合にはさらなる追加利下げを行う姿勢を明らかにした。

中銀は昨年6月、15カ月ぶりに利下げを実施し、政策金利を7.5%に引き下げた。

ロシア1月インフレ率2.4%、10カ月連続で低下

ロシア連邦統計局(ロススタット)がこのほど発表した1月のインフレ率は前年同月比で2.4%となり、上げ幅は前月(3%)から0.6ポイント縮小した。

インフレ率の低下は10カ月連続。

1月のインフレ率を項目別にみると、サービスが前月から1ポイント減となる2.8%となったほか、非食品(2.5%)は同0.5ポイント減、食品(2%)は0.6ポイント減と、いずれも上昇幅が縮小した。

欧州委、財政ルールの見直しに着手

欧州委員会は5日、欧州連合(EU)の財政ルールの見直しに着手したと発表した。財政規律が厳しすぎ、成長を阻害しているといった批判が出ていることを受けたもので、問題を点検してルールを改革し、現状に即して効率的に機能するように

ロシアの19年成長率、1.3%へ減速

ロシア連邦統計局(ロススタット)が3日発表した2019年の経済成長率(速報値)は1.3%となり、前年実績の2.5%から大きく減速した。

景気高揚がミシュスチン新政権の大きな課題であることが改めて認識された格好だ。

政府が大型インフラ投資を計画しているためで、2022年には成長率が2~3%に上昇すると予測されている。

トルコの1月インフレ率12.2%、3カ月連続で上昇

トルコ統計局(TUIK)が3日発表した1月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比で12.2%となり、前月(11.8%)から0.4ポイント拡大した。

光熱費や燃料価格の上げ幅が拡大したことが大きい。

同国のインフレ率は2018年10月の25.2%から19年10月に8.6%まで低下したものの、再び上昇に転じている。

ポーランドの12月鉱工業生産3.8%増、4カ月連続で上昇

ポーランド中央統計局が22日発表した2019年12月の鉱工業生産指数は前年同月比で3.8%上昇し、上げ幅は前月の1.4%から2.4ポイント拡大した。

製造業が前月の0.2%増から3.8%増に拡大して全体を押し上げた。

エネルギーは2.5%低下した。

ハンガリーの11月鉱工業生産3.6%増、上げ幅は縮小

ハンガリー中央統計局が14日発表した2019年11月の鉱工業生産高(確報値、稼働日調整済み)は前年同月比で3.6%増加し、5カ月連続のプラスとなったものの、上げ幅は前月の6.1%から2.5ポイント縮小した。

分野別でみると、構成比で96%を占める製造業が前年同月比4.2%増となり、同6.1%となった前月から1.9ポイント低下した。

製造業では同業生産高の28%を占める「輸送機械(自動車含む)」で上げ幅が前月から5.6ポイント減となる4%にとどまり、2カ月連続で前月を下回った。

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