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2014/5/9

欧州自動車短信

NGK

この記事の要約

日本ガイシ (愛知県名古屋市)は4月25日、ポーランド子会社(グリヴィツェ)が自動車排ガス浄化用セラミックスの生産を拡大すると発表した。ディーゼル車排ガス浄化触媒担体「大型ハニセラム」を増産するほか、ディーゼル・パティキ […]

日本ガイシ (愛知県名古屋市)は4月25日、ポーランド子会社(グリヴィツェ)が自動車排ガス浄化用セラミックスの生産を拡大すると発表した。ディーゼル車排ガス浄化触媒担体「大型ハニセラム」を増産するほか、ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)の生産も開始する。さらに、直噴ガソリン車用のPM(粒子状物質)除去フィルター「ガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)」を量産する計画も明らかにした。欧州市場における需要拡大に対応した措置で、既存の生産棟に隣接して新棟を建設する。生産開始は2016年1月を予定している。また、欧州では2014年9月から排ガス規制「ユーロ6」が導入され、ガソリン車にもPMの排出規制が適用されるため、通常のガソリンエンジンよりもPMの排出量が多い直噴ガソリン車でGPFの需要が高まると判断した。GPFの量産は日本ガイシにとって初めてとなる。

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