ヴァレオは2日に開幕したパリモーターショーで、自動車をよりスマートに安全に運転でき、シンプルで燃費を良くするためのイノベーションを発表した。
パリモーターショーで初公開された「InBlueスマートフォン互換スマートキー」は、スマートフォンで車の施錠と開錠、始動ができ、離れた場所から燃料系や地図上の位置などの車両のデータを照会できる技術。車のオーナーはデジタルキーを選択した人に送ることができ、カーシェアリングでの活用が期待される。
「AquaBlade(R)」は、フロントガラス全体を拭くことができ、特に運転支援システムや自動運転に使われるカメラの前方エリアを清掃するようカスタマイズされたワイパー。
「自動車用レーザーライティング」は、600メートル先まで道路を照射できるレーザーベースのシステムで、夜間の視認性を向上させる。従来より2倍の距離にある障害物も見えるようになり、ドライバーが適切な行動をとるための時間を長くすることができる。パリモーターショーのブースにはシミュレーターが設置され、来場者はバーチャルドライブでレーザーライティングを体験できる。
「電気自動車とハイブリッド車向けの高効率車載充電器」は、エネルギーロスを最低限に抑えることにより、業界最高クラスの96%というエネルギー変換効率を実現している。
「Themis、燃料消費を低減するための革新的なサーマルマネージメントバルブ」は、エンジン温度を最適化し、燃費を3%近く向上させ、二酸化炭素(CO2)や汚染物質の排出量を10%近く低減している。