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2014/10/10

欧州自動車短信

Volvo Cars

この記事の要約

スウェーデン乗用車車大手のボルボ・カーズ は6日、欧州製紙大手のストラエンソ(フィンランド)と協力し、ベルギー・ゲント工場の二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減する計画を発表した。同じゲント市内にあるストラエンソの製紙 […]

スウェーデン乗用車車大手のボルボ・カーズ は6日、欧州製紙大手のストラエンソ(フィンランド)と協力し、ベルギー・ゲント工場の二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減する計画を発表した。同じゲント市内にあるストラエンソの製紙工場の熱電供給システム(CHP)を利用して熱した125度の温水をボルボの工場にパイプラインで輸送し、暖房などに利用する。ストラエンソは工場から出る廃棄物の製紙スラッジと外部から調達するバイオマスをCHPの燃料としている。ボルボは再生可能エネルギーを利用した今回の計画の実現により、ゲント工場のCO2排出量を40%以上(年1万5,000トン)削減できると見込んでいる。ストラエンソは2015年に約4kmにわたるパイプラインの埋設工事を開始する。最初の温水の輸送は2016年秋頃になる見込み。地元政府は今回のプロジェクトに200万ユーロを支援している。

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