英国の低排出車両庁（OLEV）は20日、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの超低炭素車（ULEV）を対象とした購入助成制度「プラグインカー・グラント」および「プラグインバン・グラント」を利用して購入されたULEVが2014年7‐9月期に5,000台超となり、4‐6月期の2倍以上に増えたと発表した。2010年の制度導入からの利用は累計で1万7,000台超となった。
環境対応車専門サイト「グリーンカーウェブサイト」は、BMWの「i3」や「i8」、テスラ「モデルS」、フォルクスワーゲン「イー・アップ（e-up!）」および「イー・ゴルフ（e-Golf）」、ポルシェ「パナメーラS E‐ハイブリッド」など新モデルの投入が相次いだことが制度利用が急増した主因であると分析している。
「プラグインカー・グラント」はULEV乗用車の購入時に最大5,000ポンドを補助する制度。「プラグインバン・グラント」は超低排出バン（小型貨物車）の購入時に最大で8,000ポンドを助成する。
