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2014/11/21

企業情報 - 部品メーカー

BASF、米エナーG2と戦略提携

この記事の要約

独化学大手のBASFと米エナーG2(EnerG2)は18日、戦略提携すると発表した。エナーG2が生産する蓄電池用炭素材料の研究開発や生産拡大、マーケティングの強化で協力する。エナーG2の炭素材料は、電気二重層コンデンサ( […]

独化学大手のBASFと米エナーG2(EnerG2)は18日、戦略提携すると発表した。エナーG2が生産する蓄電池用炭素材料の研究開発や生産拡大、マーケティングの強化で協力する。エナーG2の炭素材料は、電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)の電極や自動車のアイドリングストップ機能用鉛蓄電池の添加物として使用されているという。これらの技術は自動車および産業分野における短期蓄電技術において重要な役割を果たすと説明している。

BASFはエナーG2の炭素材料の研究開発と販売を強化するため、資金および技術面で協力するほか、マーケティングに関するノウハウを提供する。

エナーG2のリック・リュッベ最高経営責任者(CEO)はBASFとの提携について、「エナーG2のイノベーション力とBASFの信頼性や量産技術を融合するものであり、資金は生産能力の拡大だけでなく、市場の共同開拓にも投入していく」との抱負を語っている。BASFにとっても、エナーG2の技術により、研究開発や国際的な電池材料事業の幅を広げることができる。両社は特にアジアや欧州市場における販売強化に注力する方針も示している。

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