日産は3月19日、暗闇で光る特殊な塗装を施した電気自動車(EV)「リーフ」が、オランダにある世界初の発光する道路でテスト走行を行ったと発表した。
日産は先月、ボディ全体を蓄光塗料で塗装し、暗闇で淡い光を放つリーフの動画を公開した。このリーフには日産が英プロテック(Pro-Teq)社と共同開発した、日中に太陽の紫外線を吸収し、夜にエネルギーを放出する光る塗装材が使用されている。
今回テスト走行が行われたのは、オランダ・オス市にある「スマートハイウェイ」。スマートハイウェイはデザイナーのダーン・ローズガールデ氏が手がけたもので、視認性や安全性を向上のために600メートルの区間のセンターラインに蓄光塗料を採用。リーフと同様に太陽のエネルギーを吸収して夜になると発光する仕組みとなっている。なお、発光の持続時間はリーフが8時間~10時間、スマートハイウェイが約8時間だという。
日産は昨年、オランダでのEV(リーフ、e-NV200、e-NV200エヴァリア)の販売台数が1,619台だった。電気商用バンの市場シェアは95.3%を誇る。