独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は3月23日、チェコ子会社であるシュコダ自動車のフルラビ工場がデュアルクラッチトランスミッション「DSG」の生産能力を拡大すると発表した。約2,500万ユーロを投資して、今後12カ月で1日当たりの生産能力を従来の1,500基から2,000基に引き上げる。生産拡大に伴い、従業員200人を新たに雇用する予定。
DSGはマニュアルトランスミッションでありながらオートマチックのような滑らかなギヤチェンジを行えることが特徴。フルラビ工場では2012年10月から7速のDSG「DQ200」を生産しており、昨年は1日当たりの生産能力を1,000基から1,500基に引き上げた。
製品は、シュコダやVWグループのモデルに供給している。シュコダおよびVWグループはDSG関連でこれまでにフルラビ工場に約2億1,000万ユーロを投資してきた。同工場の「DQ200」の累計生産は約64万基に達している。