独自動車大手のダイムラーは、中国からの投資受け入れに前向きな姿勢を示している。5日付けの独紙『ブルゼン・ツァイトゥンク』が、ボド・ユッバー最高財務責任者（CFO）の話として伝えた。
\ダイムラーは中国で商用車や乗用車の合弁生産を行っており、3月には比亜迪汽車（BYDオート）と電気自動車の開発で提携すると発表した。ユッバーCFOは、ダイムラーが中国で積極的に事業を展開していることを指摘した上で、「中国の投資家が我が社の株主に加わればなお良い」と述べ、中国からの投資を歓迎する意向を示すとともに、同国でのダイムラーの販売台数が前年の7万台から今年は10万台に拡大するとの見通しを明らかにした。
\ユッバーCFOはまた、6日付の独紙『ヴェルト・アム・ゾンターク』に掲載されたインタビュー記事の中で、ダイムラーが欧州航空防衛大手EADSへの出資を維持する方針であると述べた。同CFOは、EADSはユーロ圏内で生産し、ドル建てで販売しているため、今般のユーロ安は長期的に見て業績にとって大きなプラスとなるとの見方を示した。ダイムラーはEADSに15％出資している。
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