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2010/8/6

企業情報 - 自動車メーカー

GMのハンガリー工場、エンジン生産を縮小

この記事の要約

米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)のハンガリー子会社であるゼネラルモーターズ・パワートレイン・ハンガリーは今年、約22万基のエンジンを生産する計画で、前年実績の27万6,000基を大幅に下回る見通しだ。GMはエンジン […]

米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)のハンガリー子会社であるゼネラルモーターズ・パワートレイン・ハンガリーは今年、約22万基のエンジンを生産する計画で、前年実績の27万6,000基を大幅に下回る見通しだ。GMはエンジンのダウンサイズ化を進めており、同工場で生産する1.8リットルガソリンエンジンを搭載していたモデルに1.4リットルターボエンジンを導入したことが減産の主因。同子会社のTamas Solt氏が独『オートモービル・プロダクション(東欧版)』誌に明らかにした。

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ゼネラルモーターズ・パワートレイン・ハンガリーは、ハンガリー西部のオーストリア国境に近いSzentgotthardに工場を持つ。同工場の生産能力は、稼働日が週5日の3交代制で年46万基。稼働日を週7日に拡大すると最大で年63万基を生産できる。エンジンの大部分は欧州のGM工場に供給しているが、昨年から中国への輸出も開始した。2011年半ばからは米国工場で生産しているシボレー「Gruze」向けにも出荷する予定。

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Solt氏は2011年の中国および米国向けの輸出数量について、まだ計画は固まっていないものの、全体で8万~10万基の規模になると予想している。

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同工場ではこのほか、シリンダーキャップやクランクシャフトなどの部品も生産しており、メキシコや韓国などに輸出している。Solt氏によると、今年は部品の輸出数量が合計で約40万個となる見通し。

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