欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2011/3/4

一般・技術・その他 (旧)

独シーメンス、EV用急速充電器を開発

この記事の要約

独電機大手のシーメンスはこのほど、最大出力22キロワットの電気自動車(EV)用急速充電器「Charge CP700A」を開発した。従来機種に比べ出力を2倍にし、充電時間を半分に短縮した。同充電器の開発では「速い、簡単、安 […]

独電機大手のシーメンスはこのほど、最大出力22キロワットの電気自動車(EV)用急速充電器「Charge CP700A」を開発した。従来機種に比べ出力を2倍にし、充電時間を半分に短縮した。同充電器の開発では「速い、簡単、安全」をモットーとし、ドライバーの利便性や安全性にも配慮した。

\

「Charge CP700A」は車両に応じて電流も調整できる。20アンペアでは単相~三相の充電システムに対応しており、三相交流電圧32アンペア(22キロワット)では、現在販売されているEVを1時間以内で充電できるという。

\

ドライバーの利便性を高めるため、充電器に設置したモニターで充電の手順を示すほか、RFID(無線チップ)で決済できるシステムを導入した。充電スタンドの運営会社の希望に応じて外観のデザインも変更できる。また、スマートグリッド(次世代送電網)にも対応している。

\

安全面では、充電を中断したり、急にコード抜いた場合にコンセントのフタが閉まるシステムや、暗い場所でも利用できるようにコンセントの内側が光るシステムなどを導入している。

\
企業情報 - 自動車メーカー
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |