独市場調査会社のTema-Qがこのほど実施したアンケート調査で、利用しているカーナビゲーション・システムに「満足している」と回答したドライバーは77%だったことが明らかになった。「不満」としたドライバーは7%だった。不満の多くは「地図データが古い」「目的地までのガイドが不明瞭」「価格性能比がよくない」に集中した。
\Tema-Qはドイツ国内のドライバー360人を対象にカーナビゲーションの満足度を調査した。学校の成績評定システムに倣い、1(秀=非常に満足)から5(不合格=非常に不満)の5段階で評価してもらった。
\カーナビの仕様に関する質問では、「表示画質」に満足している人が90%で最も高かった。一方、地図データに「非常に満足/おおむね満足」と回答した人は57%にとどまり、「やや不満/非常に不満」は17%に上った。
\据え付け型カーナビシステムの利用者を対象に、運転に最も便利な設置場所を質問したところ、「ミドルコンソール」が59%で最も多く、「タコメーター周辺」は23%、「フロントガラス(ヘッドアップディスプレー:HUP)」は13%と少なかった。ただ、Tema-Qの担当者は、HUPについてはまだ普及していないことも関係していると指摘する。
\カーナビでよく利用する(あるいは利用したい)機能は「渋滞回避」(76%)や、「地図データのダウンロードアップデート」(72%)など。一方、関心が低い機能は「音声操作」(54%)や「3D表示」(39%)などだった。
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