2011/12/27

欧州ビジネスウオッチ

英HSBC、日本の富裕層向けPB部門を売却

この記事の要約

英最大手銀行のHSBCホールディングスは21日、日本の富裕層向けプライベート・バンキング部門をスイス大手銀行のクレディ・スイスに売却することで合意したと発表した。売却額は未公表。来年6月末までの売却手続き完了を見込む。\ […]

英最大手銀行のHSBCホールディングスは21日、日本の富裕層向けプライベート・バンキング部門をスイス大手銀行のクレディ・スイスに売却することで合意したと発表した。売却額は未公表。来年6月末までの売却手続き完了を見込む。

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HSBCが売却するのは、金融資産2億円以上を持つ富裕層を対象としたプライベート・バンキング部門。10月末時点の運用資産総額は約27億ドルに上る。HSBCはコスト削減のため、大きな収益が見込めない事業からの撤退を進める戦略に沿って、同部門の売却を決めた。金融資産1,000万円以上の顧客を対象とする日本のプライベート・バンキング事業は継続する。

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クレディ・スイスの日本のプライベート・バンキング事業拠点は東京だけに限られていたが、今回の買収によって大阪、名古屋にも支店を持つ。買収対象部門の従業員約60人も引き継ぐ。

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