2013/11/18

環境・通信・その他

欧州も機内の電子機器利用規制緩和へ、EASAが月内に詳細発表

この記事の要約

欧州航空安全庁(EASA)は13日、旅客機内での携帯電話、タブレット型端末など電子機器の利用を制限する規制を緩和する方針を打ち出した。先月に同様の規制緩和を発表した米連邦航空局(FAA)に追随する格好で、月内に詳細を発表 […]

欧州航空安全庁(EASA)は13日、旅客機内での携帯電話、タブレット型端末など電子機器の利用を制限する規制を緩和する方針を打ち出した。先月に同様の規制緩和を発表した米連邦航空局(FAA)に追随する格好で、月内に詳細を発表する。

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規制緩和はEUなど欧州諸国の航空会社が対象。EASAは現在、携帯電話、タブレット型端末、ノートパソコン、電子書籍端末などを離着陸時と地上走行時に利用することを禁止しているが、同規制を解除する。ただし、EASAによると、これらの機器は「機内モード」に設定することを求められ、携帯電話の音声通話は引き続き禁止される見通しだ。

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FAAは10月31日、スマートフォンなどが急速に普及している中、大半の旅客機が電子機器の利用によってシステム障害が起きない構造となっていることから、利用規制の緩和を打ち出していた。

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EASAのパトリック・キー長官によると、11月末までに電子機器利用の新ガイドラインを公表し、規制を大幅に緩和する。規制緩和に基づき離着陸時などの利用を解禁するかどうかは、各航空会社の判断に委ねる方針という。

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