2013/11/18

環境・通信・その他

機内での3G/4Gサービス利用可能に、欧州委が規制緩和を発表

この記事の要約

欧州委員会は14日、EU域内を飛行する航空機内で第3世代(3G)および第4世代(4G)移動体通信サービスの利用を認める方針を発表した。EUでは2008年に第2世代(2G)携帯電話の使用が解禁され、高度3,000メートル以 […]

欧州委員会は14日、EU域内を飛行する航空機内で第3世代(3G)および第4世代(4G)移動体通信サービスの利用を認める方針を発表した。EUでは2008年に第2世代(2G)携帯電話の使用が解禁され、高度3,000メートル以上で通話やメールの利用が可能になったが、新たな規制緩和により、スマートフォンやタブレット端末を使って電子書籍、ゲーム、動画配信など幅広いサービスを利用できるようになる。

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欧州委の決定に基づき、航空会社はEU内を飛行する機体に3Gおよび4G通信規格に対応した航空機向け移動体通信システム(MCA)を搭載することが可能になる。MCAは携帯端末が地上の通信ネットワークに直接接続しないようにするための電波遮断装置と、衛星経由で地上と通信するための機内用の基地局から成る。欧州委によると、現時点で2G用のMCAを搭載している機体は200機程度にとどまるが、新たに高速モバイル通信の利用が可能になることで、今後は航空会社の間で同システムの導入が本格化するとみられる。

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