2013/11/18

欧州ビジネスウオッチ

ビベンディが仏携帯電話サービス部門を分離、来年半ばめどに

この記事の要約

仏メディア・通信大手ビベンディは15日、債務圧縮に向けた事業再編の一環として、仏携帯電話サービス部門SFRを2014年半ばをめどに分社化する方針を打ち出した。詳細は未定だが、6月末までに分離し、別会社として上場することを […]

仏メディア・通信大手ビベンディは15日、債務圧縮に向けた事業再編の一環として、仏携帯電話サービス部門SFRを2014年半ばをめどに分社化する方針を打ち出した。詳細は未定だが、6月末までに分離し、別会社として上場することを目指す。

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ビベンディは2年前から債務圧縮のため中核のメディア部門に経営資源を集中する事業再編計画に着手しており、今年に入って米ゲームソフト子会社アクティビジョン・ブリザードの株式の大部分を売却。5日にはモロッコ通信子会社モロッコテレコムの売却を発表した。価格競争の激化で不振が続くSFRの切り離しによって再編がほぼ完了し、有料テレビ、音楽、映画事業とブラジルのインターネット部門に集中することになる。

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ビベンディが同日発表した2013年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は3億7,600万ユーロで、前年同期から23.7%減少。SFRが8.7%の減収となり、収益を圧迫した。

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