欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2014/11/17

西欧

テレフォニカ独法人、MVNO子会社を売却

この記事の要約

スペイン通信最大手テレフォニカの独法人テレフォニカ・ドイチュラントは14日、傘下の仮想移動体通信事業者(MVNO)ユアフォンを提携先の独MVNO事業者ドリリッシュに売却することで基本合意したと発表した。ドリリッシュとの協 […]

スペイン通信最大手テレフォニカの独法人テレフォニカ・ドイチュラントは14日、傘下の仮想移動体通信事業者(MVNO)ユアフォンを提携先の独MVNO事業者ドリリッシュに売却することで基本合意したと発表した。ドリリッシュとの協力関係を強化する狙い。今後の協議で取引内容の詳細を詰め、来年1月に売却する意向だ。取引金額は千万ユーロのケタ台の半ば~後半を見込んでいる。

ユアフォンはハンブルクに拠点を置くMVNO事業者で、顧客数は23万5,000人。ドリリッシュは同社をブランド権、顧客、従業員を含めて買収する。買収後もユアフォンの顧客に対しテレフォニカ・ドイチュラント系の通信網を利用してサービスを提供していく。

テレフォニカ・ドイチュラントは10月1日付で、独移動通信サービス大手のEプルスを買収した。ユアフォンはこれに伴い傘下に収めた企業。テレフォニカ・ドイチュラントはEプルス買収に伴い獲得した顧客基盤を、ユアフォンを除いて放出しないとしている。