カールスバーグが減益、ロシアの通貨安響く

欧州ビール大手のカールスバーグ(デンマーク)が10日発表した2014年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は21億300万クローネ(約2億8,300万ユーロ)で、前年同期から4.8%減少した。販売は増えたが、主要市場であるロシアの通貨安で売上高が目減りし、小幅ながら減益となった。

売上高は4%増の181億2,000万クローネ。ロシアと中東欧での販売量が、ウクライナ問題をめぐる経済の先行き不安で需要が落ち込んで9%減ったが、アジアで61%増と好調だった。

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