2010/6/2

チェコ・スロバキア

アルセロールのチェコ子会社、09年に赤字転落

この記事の要約

鉄鋼世界最大手アルセロール・ミタル(ルクセンブルク)のチェコ子会社であるアルセロール・ミタル・オストラバ(AMO)が5月31日発表した2009年通期決算は、最終損失が9億9,349万コルナとなり、前年の49億1,933万 […]

鉄鋼世界最大手アルセロール・ミタル(ルクセンブルク)のチェコ子会社であるアルセロール・ミタル・オストラバ(AMO)が5月31日発表した2009年通期決算は、最終損失が9億9,349万コルナとなり、前年の49億1,933万コルナの黒字から赤字に転落した。営業損失も20億3,653万コルナと、40億コルナを超える営業黒字を計上した前年から一転した。売上高は206億8万コルナで、前年から44%縮小した。

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景気後退による鉄鋼需要の減少や原材料費の高騰が減益の主因。原材料費の高騰は現在も続いており、今年1―3月期の鉄鉱石価格は前年同期から80~120%、くず鉄が50~60%増、石炭が70%それぞれ上昇した。

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一方、AMOの親会社であるアルセロール・ミタルは、AMOの3.571%の株式を保有する少数株主のスクイーズアウトを実施する方針。買い取り価格は公表されていないが、少数株主の代表を務めるPosta氏は、1株当たり7,000コルナ以上を希望しているという。(1CZK=4.3JPY)

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