2010/7/21

ロシア

独シーメンスがロシア事業拡大を加速、鉄道車両で大型受注

この記事の要約

独電機大手シーメンスがロシア事業の拡大を加速させる。同社の15日の発表によると、ロシア国鉄(RZD)からローカル線向け車両1,200台を受注。さらにロシア国内22カ所の操車場近代化や、風力タービンの現地生産にも乗り出す。 […]

独電機大手シーメンスがロシア事業の拡大を加速させる。同社の15日の発表によると、ロシア国鉄(RZD)からローカル線向け車両1,200台を受注。さらにロシア国内22カ所の操車場近代化や、風力タービンの現地生産にも乗り出す。契約総額は数十億ユーロに達する見込みだ。

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受注したのはローカル線車両「Desiro」で、RZDの子会社アエロエクスプレスとロシアで車両を生産する合弁会社を設立する。合弁会社は2012年から生産を開始し、以降10年間で1,200両(240台)をRZDに納入する。契約規模は推定22億ユーロ。

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操車場の近代化ではロシア国鉄および全ロシア鉄道研究所と合弁会社を設立する。また風力事業では、国営商社のロシアン・テクノロジーズ、水力発電最大手ルスギドロと協力。2015年までにロシア国内で計1,250メガワット規模の風力発電所を設置するため、3社で風力タービンの生産に着手する。

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シーメンスは5月にもロシアの鉄道メーカーOJSC Sinaraとの合弁を発表したばかり。同国の省エネ・近代化需要を追い風に、中長期で大幅な販売拡大を狙う。

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