2010/7/21

ポーランド

ポーランド中小16行、経済減速なら増資必要

この記事の要約

ポーランド中央銀行は12日に国内銀行のストレステスト(健全性特別検査)の結果を発表し、経済成長が著しく減速した場合、中小の16銀行で資本強化が必要になる可能性があると明らかにした。\ 中銀は、経済環境が悪化して貸倒引当金 […]

ポーランド中央銀行は12日に国内銀行のストレステスト(健全性特別検査)の結果を発表し、経済成長が著しく減速した場合、中小の16銀行で資本強化が必要になる可能性があると明らかにした。

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中銀は、経済環境が悪化して貸倒引当金が増えても、大多数の銀行は営業黒字を確保できると指摘。一方、業界全体の12%を占める中小16銀行について、第1四半期に黒字を確保したものの経済成長率が今年プラス0.7%、来年マイナス2.4%と予測を大幅に下回った場合、資本基盤は十分ではなくなり、新たな資金注入が必要になるとみている。

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現状のポーランド経済はストレステストで採用したシナリオと異なり好調で、昨年は欧州連合(EU)内で唯一景気後退を回避。今年もさらに勢いづき、中銀は先ごろ、今年の経済成長見通しを3.1%から3.2%に引き上げた。

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ポーランドのストレステストは年2回、国内銀行の健全性を審査するため中銀が実施しているが、EUが23日に発表する域内銀行のストレステストとの関連性はない。

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