ギリシャ2位銀行EFGユーロバンクのポーランド子会社ポルバンクは、中期で総資産倍増を目指している。ギリシャ日刊紙『Naftemporiki』が13日、ポルバンクのスタンチャク最高経営責任者(CEO)の発言を引用して伝えた。
\ポルバンクは2006年に営業を開始。個人向け不動産抵当ローンや小規模事業向けで融資を急速に伸ばしつつあり、国内融資シェアの4.4%を占める。総資産は56億ユーロ。
\スタンチャクCEOは中規模事業への融資を拡大させることで総資産を倍増させたいとしており、この実現に向け、パートナー企業との協力も検討していることを明らかにした。ブルームバーグは、ユーロバンクが英銀行最大手HSBCとポルバンク株の一部売却について協議していると伝えたが、同CEOは「いかなるパートナー企業とも、株の売却について話し合っていない」と報道を否定した。
\ポルバンクは昨年、金融危機の影響で1億7,000万ズロチの赤字を計上。今年は黒字回復を見込む。(1PLN=27.4JPY)
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