2010/7/21

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニアの6月物価上昇率4.4%、インフレやや減速

この記事の要約

ルーマニアの2010年6月消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比4.4%で、前月に比べ上げ幅がやや狭まった。季節要因に加え、消費者需要が減退して食品価格が下落し、インフレ圧力を低下させた。\ 前月比では0.2%上昇し […]

ルーマニアの2010年6月消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比4.4%で、前月に比べ上げ幅がやや狭まった。季節要因に加え、消費者需要が減退して食品価格が下落し、インフレ圧力を低下させた。

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前月比では0.2%上昇した。内訳は、食品が0.1%値下がりした半面、サービス料金は通貨レウが対ユーロで下落したことなどにより0.6%、航空運賃と電話料金がそれぞれ1.6%上昇した。また、食品を除く製品群は特に燃料、書籍の値上がりで0.2%上昇した。

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インフレ率が過去最低水準で推移するなか、国際通貨基金(IMF)はこのほど、ルーマニアへのスタンドバイ融資に伴い設定された2010年のインフレ目標値を3.5%から7.9%に引き上げることを了承した。ルーマニア担当のフランクス代表が現地通信社メディアファックスに語ったところでは、政府が財政補強策として付加価値税率を7月に19%から24%に引き上げたため、4~4.5%上方修正する必要があると判断した。税率引き上げによる影響は来年には薄れ、インフレ圧力は弱まるとみられる。

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