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2011/7/20

ポーランド

ポーランドのインフレ減速、6月は4.2%に

この記事の要約

ポーランド中央統計局(GUS)が13日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.2%上昇した。前月の5%から急速に減速し、ブルームバーグ通信のアナリスト予測中央値を0.6ポイント下回った。前月比では0.4% […]

ポーランド中央統計局(GUS)が13日発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.2%上昇した。前月の5%から急速に減速し、ブルームバーグ通信のアナリスト予測中央値を0.6ポイント下回った。前月比では0.4%低下した。

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食品価格が前月比で8.8%も下がったことが大幅減速につながった。ドイツなどにおける腸管出血性大腸菌の感染で、ロシアが欧州連合からの野菜禁輸措置をとったほか、消費者の買い控えで需要が後退したことが理由とみられる。通信も携帯電話料金の引き下げで1.7%低下した。

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中央銀行は先ごろ、追加的利上げなしでもインフレが沈静化し、2013年には目標とする2.5%まで低下するとの見通しを明らかにしている。

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チェコやハンガリーでも6月のCPI上昇率は予想を下回った。12日の発表によると、チェコでは予想より0.3ポイント低い1.8%、ハンガリーでも0.3%低い3.5%に減速した。

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