2011/7/20

ハンガリー

マジャールスズキ、生産累計200万台を突破

この記事の要約

マジャールスズキのエステルゴム工場における生産台数が14日、通算200万台を突破した。1992年の稼動以来、19年かけて達成したもので、200万台目は「新型スイフト」だった。\ スズキは1991年にハンガリー子会社を設立 […]

マジャールスズキのエステルゴム工場における生産台数が14日、通算200万台を突破した。1992年の稼動以来、19年かけて達成したもので、200万台目は「新型スイフト」だった。

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スズキは1991年にハンガリー子会社を設立した。「初代スイフト」を出発点に、2000年に「ワゴンR+」、03年に「イグニス」、05年に「2代目スイフト」、06年に「SX4」、08年に「スプラッシュ」、10年に新型「スイフト」が生産車種に加わった。英国市場向けに右ハンドル車も手がける。工場内にプレス、溶接、塗装設備をなど擁し、現在の年産能力は年30万台だ。

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スズキによると、ハンガリー雇用数は3,400人だが、間接雇用を含めると約4万人と、同国就労者数の1%を占める。年間輸出高はハンガリー輸出高の2%に当たる14億ユーロ。世界45カ国に自動車を出荷している。

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スズキは「スイフト」がハンガリー市場で1位の販売台数を誇るなど、同国で確固とした地位を築いたが、金融危機による不景気で大きな打撃を受けた。今年上半期の販売台数は699台で、うちSX4が244台、スイフトが236台、スプラッシュが164台だった。

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スズキによると、対ハンガリー投資残高は3,470億フォリント(12億9,000万ユーロ)に上る。

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