2011/9/21

ロシア

ガスプロムと南北朝鮮、パイプライン計画の早期実現で合意

この記事の要約

ロシア国営ガス会社のガスプロムはこのほど、北朝鮮および韓国の関係者と、ロシアから北朝鮮を経由して韓国に伸びる天然ガスパイプラインの建設計画を進めることで基本合意した。現地英字紙『モスクワ・タイムズ』が16日報じた。\ ガ […]

ロシア国営ガス会社のガスプロムはこのほど、北朝鮮および韓国の関係者と、ロシアから北朝鮮を経由して韓国に伸びる天然ガスパイプラインの建設計画を進めることで基本合意した。現地英字紙『モスクワ・タイムズ』が16日報じた。

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ガスプロムのアレクセイ・ミレル社長は15日、北朝鮮の金熙栄(キム・ヒヨン)原油工業相とモスクワで会談し、パイプラインの早期実現に向け、政府間協定の調整を急ぐことで一致。計画を進めるため、作業部会を設けることで合意した。

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また、ミレル社長は、韓国ガス公社(KOGAS)の朱剛秀社長とも個別に会談し、パイプラインの建設に向けた手順を示したロードマップ(行程表)に署名した。

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ロシアと北朝鮮は8月24日に行われた露朝首脳会談で、朝鮮半島を縦断するガスパイプラインの建設で合意した。パイプラインは全長1,100キロメートルで、北朝鮮を通過する区間はそのうち700キロメートルに及ぶ。完成すると、年100億立方メートルの天然ガスを韓国に供給できる。ロシアと韓国はすでに昨年、同パイプラインの建設で合意しており、ガスプロムは2017年にKOGASへのガス供給を開始したい考えだ。

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