ロシア3位の石油会社であるTNK-BPは、2011年の研究開発投資支出が昨年の8,500万米ドルから3億2,000万ドルと前年から4倍に拡大する。バルスキー副社長が4日、明らかにした。
\モスクワ近郊スコルコボで開催されたTNK-BP主催のコーポレートテクノロジー・フォーラムに出席した同副社長は、テクノロジーを効果的に利用することで、西シベリアのサモトロール油田のような成熟油田からの生産量減少のペースを緩やかにし、これまで不採算だと考えられていた油田の開発も可能になると述べ、研究開発投資の重要性を強調した。
\一方、ソメル上席副社長は、ロシアで1日から施行された石油の新輸出関税により、原油の輸出関税が60％に引き下げられたことで、6億ドルの増益効果が見込まれることを明らかにし、上流事業への投入資金を拡大する考えを示した。TNK-BPは先に、今後10年間で450億ドルを開発・生産に投じる計画を表明している。
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