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2011/11/2

ポーランド

小売売上、10月も2ケタの伸び

この記事の要約

ポーランド中央統計局(GUS)が10月25日発表した9月の小売売上高は前年同月比11.4%増となり、8月の11.3%に続き、2ケタ成長を確保した。市場では10%の伸びが予想されていた。前月比では1.3%のプラスだった。\ […]

ポーランド中央統計局(GUS)が10月25日発表した9月の小売売上高は前年同月比11.4%増となり、8月の11.3%に続き、2ケタ成長を確保した。市場では10%の伸びが予想されていた。前月比では1.3%のプラスだった。

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9月の小売統計の結果を受けて、大手銀行バンクBPHのエコノミスト、アントニャク氏は、第3四半期の小売統計は予想を上回る好調を示し、工業生産などその他の指標も上向いていることから、利下げの可能性は遠のいたと指摘する。中銀は先月初め、主要政策金利の7日物レファレンス金利を現行の4.5%のまま据え置いている。

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GUSが同時に発表した第3四半期の消費者信頼感指数はマイナス22.7と、第2四半期から2.6ポイント改善した。ただ、前年同期から7.6ポイント悪化している。

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また、9月の失業率は11.8%となり、前月と変わらなかった。ただ、失業者数は前月から6,400人増加し、前年同月比で2.7%増となった。夏季シーズンが終わり、今後、季節雇用は大幅に減少する見通し。経済成長の減速も見込まれており、ザホドニ銀行のアナリストは年末には失業率が再び12%を超えると予想している。

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