2012/2/15

ロシア

アエロフロート、米旅行代理店と訴訟合戦

この記事の要約

ロシア航空大手アエロフロートが9日、米国の旅行代理店リビエラ・トラベル&ツアーズを名誉棄損で告訴することを明らかにした。リビエラは今月初め、信用を傷つけられ経済的打撃を受けたとして、アエロフロートの現地合弁会社とそのロシ […]

ロシア航空大手アエロフロートが9日、米国の旅行代理店リビエラ・トラベル&ツアーズを名誉棄損で告訴することを明らかにした。リビエラは今月初め、信用を傷つけられ経済的打撃を受けたとして、アエロフロートの現地合弁会社とそのロシア人代表者2人を相手に、340万米ドルの賠償を求める訴訟を起こしており、これに対抗して逆提訴する形となる。露英字紙『モスコウ・タイムズ』が報じた。

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リビエラは2005年にアエロフロートと米国西海岸地域での旅券卸売独占契約を交わした。同社の訴えによると、同社の販売が急拡大するとともに、現地会社のロシア人代表者らが契約解消で脅し、キックバック(売上割戻)や賄賂を執拗に要求するようになった。同社で旅券を購入したアエロフロートの乗客が、旅券代金の入金がないとして空港で航空運賃の再支払いを要求されるなどの嫌がらせを受け、そのコスト負担も発生した。要求を拒否し続けたリビエラは最終的に2009年に独占契約を打ち切られている。

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アエロフロートは昨年10月、リビエラからの非難に対し先手を打った。独占契約を結んでいることを利用して構造的に支払いを怠ったとして、リビエラとトゥマニアン社長をカリフォルニア州裁判所に告訴している。

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