2012/2/15

ポーランド

大手銀行2行、11年はともに増益

この記事の要約

時価総額でポーランド3位の銀行であるBZ WBKがこのほど発表した2011年決算は、純利益が前年比21.6%増の11億8,000万ズロチとなった。11年10-12月期はスペインのバンコ・サンタンデールに買収されたことに伴 […]

時価総額でポーランド3位の銀行であるBZ WBKがこのほど発表した2011年決算は、純利益が前年比21.6%増の11億8,000万ズロチとなった。11年10-12月期はスペインのバンコ・サンタンデールに買収されたことに伴うコストがかさみ前年同期から26%の減益となったものの、通期では増益を確保した。BZ WBKのモラビエツキ最高経営責任者(CEO)は会見で、「2012年に融資需要が減速する兆しは見られない」とし、特にモーゲージとキャッシュローンは2けたの伸びが見込めると語った。

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一方、資産規模6位でポルトガル商業銀行(BCP)傘下のバンク・ミレニアムの2011年決算は、純利益が前年比43%増の4億6,650万ズロチと過去最高となった。貸倒引当金の減少などが寄与し、10-12月期も前年同期比12%増の1億2,500万ズロチだった。コット最高経営責任者は、「昨年はリテール部門を中心に業績が好調だった。今年も好業績を達成できそうだ」と述べた。(1PLN=24.65JPY)

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