2014/3/19

ポーランド

塩ビフィルム大手アージス、13年は54%増益

この記事の要約

ポーランドの塩化ビニル(PVC)フィルム製造大手アージス・ユーロフィルム(Ergis Eurofilm)がこのほど発表した2013年12月期の純利益は1,130万ズロチ(270万ユーロ)となり、前期から54%増加した。売 […]

ポーランドの塩化ビニル(PVC)フィルム製造大手アージス・ユーロフィルム(Ergis Eurofilm)がこのほど発表した2013年12月期の純利益は1,130万ズロチ(270万ユーロ)となり、前期から54%増加した。売上高は6.4%増の6億7,300万ズロチ(1億6,200万ユーロ)。ただ、第4四半期に限ると2.5%の増収にとどまり、成長のペースは鈍化している。

産業用フィルムの売上高は、ストレッチフィルム「ナノ・アージス」が好調で20.3%増の2億6,800万ズロチに拡大。産業用硬質包装材は3.6%増の2億1,400万ズロチ、印刷済み包装材は7.2%増の6,100万ズロチだった。

一方、軟質包装材は3.1%減の8,900万ズロチ、その他の製品は25.6%減の4,000万ズロチと縮小した。建設用パネルと窓台の販売中止および壁紙の製造・販売中止が響いた。

売上を伸ばしている「ナノ・アージス」の増産に向けて、ヴロツワフに近いオワバ工場に第2の生産ラインが設置される。月末までに稼動する予定だ。