米自動車大手フォードは6月22日、トルコ・イスタンブール県イェニキョイの新工場の開所式を行った。コチ・グループとの合弁会社フォード・オトサンが操業するもので、投資額は5億1,100万米ドル。
新工場はフォード・オトサンのコジャエリ工場に隣接する。7万平方メートルの広さがあり、年間生産能力は11万台に上る。フォードの現地研究開発センターが設計した小型商用車「トランジット・クーリエ」とワゴン「トルネオ・クーリエ」を生産する。世界46カ国で販売する計画だ。
フォード・オトサンは1959年の設立。フォードの大型トラックから小型商用車まで幅広い車種の生産を手がけ、フォードの商用車戦略を支える存在となっている。完成車は世界106カ国に出荷している。