独自動車大手ダイムラー傘下のフリート電子管理サービス会社、ダイムラー・フリートボードは1日、ハンガリーで同社の情報通信技術（ICT）システムを使った高速道路通行料金徴収サービスが開始したと発表した。サービスを運営するのは現地同業大手のe-Track。当該システムは同国初のOEM（相手先ブランド製造）装置として投入され、e-Trackから取得した車両の位置情報を利用して通行料金を清算する。
フリートボード社のシステムは、マッピング画面の道路網上に車両データと最新の交通情報を表示し、トラック＆トレースで料金計算の基礎データとなる30秒間隔の位置情報などを確認できる。他の車載装置を取り付ける必要がなく、低コストで通行料金を清算することができるという。
e-Trackは2006年設立で、ICTを使って物流業界などに交通情報やフリート管理サービスを提供している。
