2015/6/10

自動車

独ボッシュ、ルーマニア事業を強化

この記事の要約

自動車部品大手の独ボッシュがルーマニア事業を強化する。現地法人のミハイ・ボルディジャー最高経営責任者(CEO)が先ごろ明らかにしたもので、今後2年間で5,500万ユーロを投じる計画だ。 投資は主に中部ブラジ工場での新生産 […]

自動車部品大手の独ボッシュがルーマニア事業を強化する。現地法人のミハイ・ボルディジャー最高経営責任者(CEO)が先ごろ明らかにしたもので、今後2年間で5,500万ユーロを投じる計画だ。

投資は主に中部ブラジ工場での新生産ラインの導入や、北西部クルジュ=ナポカ近郊のジュク工場での新製品の生産開始に充てる方針。ブラジ工場ではターボチャージャーなどエンジン部品を、ジュク工場ではウインドウレギュレーターやエアバッグの制御システムを製造する。

ボッシュは1994年にルーマニアへ進出。ブラジ、クルジュ=ナポカ以外ではブカレストとティミショアラに拠点を構える。同国事業の昨年の売上高は9億3,300万レウ(約2億1,000万ユーロ)で、今年は12~15%の拡大を見込む。現在2,700人の従業員は年内に3,000人まで増員する。(1RON=29.97JPY)