2015/6/10

総合・マクロ

ラトビア新大統領、安全保障を最優先課題に

この記事の要約

ラトビア議会は3日、次期大統領にライモンツ・ベーヨニス現国防相を選出した。欧州連合(EU)加盟国で初となる緑の党系の大統領として、7月に就任する。近隣でウクライナ紛争が続いていることを背景に、ラトビアの安全保障を最優先課 […]

ラトビア議会は3日、次期大統領にライモンツ・ベーヨニス現国防相を選出した。欧州連合(EU)加盟国で初となる緑の党系の大統領として、7月に就任する。近隣でウクライナ紛争が続いていることを背景に、ラトビアの安全保障を最優先課題とすることを強調した。

ベーヨニス氏は大統領選出後の会見で、安全保障強化のため軍事力の増強や国境警備の強化を図るほか、ラトビアと他のバルト諸国における北大西洋条約機構(NATO)の兵力増強に尽力すると述べた。

ロシア生まれの同氏はまた、ウクライナ危機で悪化したロシアとの関係改善にも努める考えだが、軍事紛争が終結しない限りその実行は困難との見方だ。