2015/6/10

ロシア

ロシア石油生産量、1-5月1.2%増

この記事の要約

ロシア・エネルギー省中央輸送局(CDU TEK)が2日発表した2015年1-5月期の石油生産量は2,203億5,700万トン(日産1,070万バレル相当)となり、前年同期から1.2%増加した。 中央輸送局によると、企業別 […]

ロシア・エネルギー省中央輸送局(CDU TEK)が2日発表した2015年1-5月期の石油生産量は2,203億5,700万トン(日産1,070万バレル相当)となり、前年同期から1.2%増加した。

中央輸送局によると、企業別の生産量は石油最大手のロスネフチ(Rosneft)が785億1,300万トン、ルクオイル(LUKoil)が357億8,700万トン、スルグトネフチェガス(Surgutneftegaz)が254億5,300万トンだった。

一方、天然ガスの生産量は前年同期比5.7%減の269兆1,960億立法メートルに落ち込んだ。

ロシアが天然資源開発プロジェクトへの外資企業の参加を制限する一方、ウクライナ紛争介入に対する欧米からの制裁措置で、露企業は国際市場での資金調達を制限されている。原油価格が1バレルあたり昨年夏の約65ドルから4割以上下落していることも、石油企業にとって事業環境をさらに厳しくする要因となっている。