2015/7/22

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコの4月失業率9.6%、9カ月ぶりで一ケタ台に

この記事の要約

トルコ統計局(TUIK)が15日発表した2015年4月の失業率は9.6%となり、前月から1ポイント改善した。10%を切ったのは昨年7月以来初めて。観光シーズンを迎え、サービス業の雇用が拡大したことが主因だ。ただ、前年同月 […]

トルコ統計局(TUIK)が15日発表した2015年4月の失業率は9.6%となり、前月から1ポイント改善した。10%を切ったのは昨年7月以来初めて。観光シーズンを迎え、サービス業の雇用が拡大したことが主因だ。ただ、前年同月に比べると0.6ポイント上昇した。

雇用の半分以上を占めるサービス業で前年同月から1.2%拡大し、失業率を押し下げた。農業、製造業、建設業ではそれぞれ0.6ポイント、0.5ポイント、0.1ポイント減少した。

年齢層別の失業率では15~24歳の若年層で17%と1.5ポイント悪化した。壮年・中年を含めた15~64歳では0.7ポイント増の9.8%にとどまっており、若い世代の失業問題がより深刻な現状が改めて浮き彫りになった。