2015/7/22

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

トルコの中規模再可エネ開発を支援

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は15日、トルコの再生可能エネルギーの普及を支援するため、地元銀行のガランティ(Garanti)とヤピクレディ(Yapı Kredi)に新たに合計1億8,000万米ドルを融資すると発表した。両 […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は15日、トルコの再生可能エネルギーの普及を支援するため、地元銀行のガランティ(Garanti)とヤピクレディ(Yapı Kredi)に新たに合計1億8,000万米ドルを融資すると発表した。両行は民間企業が取り組む中規模の太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスによる発電施設、およびエネルギー効率化プロジェクトに1件当たり1,000~4,000万ユーロを融資する。

今回の融資は、EBRDが欧州投資銀行と欧州委員会の支援を得て立ち上げたトルコ中規模持続可能エネルギー融資プログラム(MidSEFF)から資金拠出する。MidSEFFの総資金は10億ユーロで、ガランティ、ヤピクレディなど地元7行を通してこれまでに42のプロジェクトに融資し、合計発電能力は700メガワットを超える。

EBRDはトルコのエネルギー自給率向上を支援するため、特に再可エネルギー開発を融資戦略の優先分野と位置付けている。2009年以来、国内最大の風力発電パークや地熱発電所など約60のプロジェクトに22億ユーロを融資した。また、同国初の再生可能エネルギー行動計画の開発にあたり、エネルギー・天然資源省に協力している。