東欧経済ニュース

ロシア自動車最大手のアフトワズ、新型グランタ発売へ

●価格は「市場最安値」の67万5,900ルーブル(1万1,300ユーロ) ●制裁による輸入部品不足のためABSなど装備せず ロシア自動車最大手のアフトワズが新型「ラーダ・グランタ・セダン」を発売する。欧米による制裁の状況 […]

スマホなどの充電器、EUは「USB-C」に統一へ

●同端子はアンドロイド端末に対応、アイフォンは別規格 ●端子の統一により複数の充電器を持つことが不要となる 欧州連合(EU)加盟国と欧州議会は7日、域内で販売されるスマートフォンなど携帯型電子機器の充電器の端子を「USB

ポーランド化学大手シントスとGE日立、SMR販売の合弁設立

●ワルシャワにGEHと共同で特定目的会社を設立 ●ポーランドではSMR導入に向けた動きが盛ん ポーランドの化学大手シントスのエネルギー子会社シントス・グリーン・エナジーが、米ゼネラル・エレクトリック(GE)と日立製作所の

ハンガリーとバングラデシュ、原子力事業で協力

●両国は同じ技術を用いる原子力発電所を導入する予定 ●原子力エネルギーの専門家の教育と訓練を行うことで合意 ハンガリーとバングラデシュの両政府は7日、民生用原子力に関する協力協定を締結したと発表した。両国は原子力産業の人

日立建機、ロシアへの輸出を17日から停止

●同社はすでにロシア・CISにおける生産事業を停止 ●今期はロシア関連リスクなどを織り込み650億円の減収を見込む 日立建機は13日、日本からロシアに対する自社製品の輸出を17日から停止すると発表した。同日、新たにロシア

DMG森精機、ロシア事業から完全撤退

●日系大手企業で完全撤退を決めたのは同社が初めて ●工作機械の兵器生産への転用を警戒 DMG森精機がロシア事業から完全撤退した。森正彦社長が8日明らかにしたもので、ロシアによるウクライナ侵攻後、日系大手企業で完全撤退を決

35年以降ガソリン車の販売禁止へ、欧州議会が規則案可決

●EU市場ではハイブリッド車を含め内燃機関車が販売不可に ●業界内では規則案に対する反発根強く 欧州議会は8日の本会議で、2030年までに欧州連合(EU)域内の温室効果ガス排出量を1990年比で55%削減する目標を達成す

ポーランド中銀が9会合連続で利上げ、政策金利6%に

●インフレリスクを下げるため積極的な金融引き締めを維持 ●5月のインフレ率は13.9%、3カ月で5.3ポイント上昇 ポーランド中央銀行(NBP)は8日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を0.75ポイント引き上げ、

ポーランド、最低賃金14.6%引上げ

●1月1日と7月1日の2段階で引き上げ ●最終的な月額給与は3,450ズロチ、最低時給は22.50ズロチ ポーランド政府は7日、2023年の最低賃金を2段階で引上げることを承認した。まず1月1日付で月額給与は今年の3,0

スロバキアと台湾、民事・商事司法協力で協定調印

●台湾とEU加盟国が民事・商事司法の協力協定を結ぶ初のケース ●スロバキア議会副議長らの訪台を機に締結 台湾とスロバキアは8日、民事・商事司法協力で一致し、協定に調印した。昨夏の刑事司法協力協定に続くもので、両国が相互提

リトアニア大統領、電力系統同期化の早期実施を提案

●バルト3国と欧州大陸の系統同期化を24年に前倒しすべきと訴え ●エネルギーの対ロシア依存脱却をEUの戦略目標に リトアニアのギタナス・ナウセーダ大統領は13日、欧州連合(EU)がロシアへのエネルギー依存からの脱却を戦略

西側ブランドの穴を埋めろ~ロシア

ウクライナ侵攻以来、西側企業が次々に撤退したロシア。その穴を埋めるために国内企業が「ピンチヒッター」として生産を開始している。 コミ共和国の飲料メーカー、スィクティヴカルピヴォではコカ・コーラならぬ「コミ・コーラ」を出荷

ポーランドのサットレヴ、国内南西部にナノ衛星工場

●2025年末までに数百基の年間生産能力を整備 ●2026年までに1,000台の打ち上げを目指す ポーランドの衛星技術会社サットレヴ(SatRev)が国内南西部レグニツァに超小型衛星(ナノ衛星)の製造拠点を計画している。

台湾、ロシアとベラルーシへの半導体輸出を禁止

●処理能力5ギガフロップス以上などの性能を持つ半導体が対象 ●およそ「使いものになる」半導体は全て禁輸対象に 台湾経済部(日本の経産省に相当)が先週、ロシアとベラルーシに対する一定以上の性能を有する半導体の輸出を禁止した

ECアグリゲーター Rubi Brands(トルコ)

電子商取引(EC)アグリゲーター※事業を展開する。成長市場の中東欧・中東・アフリカ(CEEMEA)地域のECブランドを買収し、ブランドを成長させながら自社の利益を最大化する戦略をとる。また、物流ハブをトルコに置くことで、

ポーランドのソラリス、ドイツから水素バス20台を受注

●20年の15台受注に続くもので、20台の追加オプションを含む ●ソラリスの昨年の水素バス納入数は54台 ポーランドのバス大手ソラリスバスは2日、独ケルンの公共交通事業者RVKから水素バス20台を受注したと発表した。20

ポーランドのメディアグループ、水素燃料バスを開発

●「ネソバス」の水素消費量は100キロメートル当たり8キロ ●年間100台の製造に加え、水素の生産・供給も手掛ける考え ポーランドのメディアグループ、ポルサットプラス(Polsat Plus)が5月末、自社開発の燃料電池

独BMWがハンガリー工場の定礎式、次世代BEVモデル生産へ

●次世代の主力モデル「ノイエ・クラッセ」を2025年から生産 ●投資額10億ユーロ超、年産能力は15万台 高級車大手の独BMWは1日、ハンガリー東部デブレツェンに建設する完成車工場の定礎式を行った。完全電気自動車(BEV

シュコダ自、ワイヤーハーネスの調達先変更

●調達先の一部をウクライナからチェコに移す ●今後ルーマニアやモロッコなどでの調達も増やす計画 独フォルクスワーゲン(VW)グループのチェコ子会社であるシュコダ自動車は1日、ワイヤーハーネス部品の調達先の一部をウクライナ

独車部品大手エバスペヒャー、ブルガリアに工場設置

●電動車用電気ヒーターの需要増大に対応 ●この夏着工し、来年中の生産開始を目指す ドイツの自動車部品メーカー、エバスペヒャー(Eberspaecher)がブルガリア北部ルーマニア国境近くのルセに工場を建設する。電気自動車

クロアチアのリマック、5億ユーロを調達

●ソフトバンクのビジョンファンド2などが資金調達に応じる ●新工場を設置し、電動車用の部品を生産する予定 電動スーパーカーを製造するクロアチアの新興企業リマック・オートモビリは1日、シリーズDの資金調達ラウンドで5億ユー

ミリ波センサのバヤ、1億800万ドルを調達

●同社のレーダー・オン・チップ(RoC)は自動車システムを刷新 ●すでに日本とベトナムの自動車メーカーと契約を締結 4Dイメージングレーダー技術を手がけるイスラエルのバヤ(Vayyar)・イメージングはこのほど、シリーズ

ロシア自動車最大手のアフトワズ、生産再開

●人気モデル、ラーダ「グランタ」の生産を再開するもよう ●同社は西側諸国の制裁で部品調達が困難に ロシアの自動車最大手アフトワズの工場が8日、再始動する。ロイター通信によると、人気モデル、ラーダ「グランタ」の生産を再開す

ロシア、自動車産業支援に300億ルーブル拠出

●産業開発基金を通してメーカーに資金を支給 ●国内部品メーカーの振興を図り、海外製品を代替していく予定 ロシアのボリソフ副首相はこのほど、自動車部品メーカーを支援するため300億ルーブル(4億4,600万ユーロ)を予算計

EUが第6弾の対ロ制裁で正式合意、年内に石油輸入9割超停止へ

●ハンガリーなどに配慮し、パイプライン経由の輸入は対象外に ●ロシアは独・蘭・デンマークへのガス供給停止 欧州連合(EU)は3日、ウクライナに軍事侵攻したロシアに対する追加制裁を正式決定し、4日付でロシア産石油の輸入禁止

ポーランドへの復興基金予算執行、欧州委が承認

●裁判官の懲戒制度廃止など条件に、総額354億ユーロを拠出 ●再可エネ、水素、高速インターネット、5Gインフラなどに活用 欧州委員会は1日、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた経済の立て直しを支援する復興基金からポーランド

クロアチアが23年にユーロ導入へ、欧州委が準備完了と認定

●実現すれば、20カ国目のユーロ参加国が誕生 ●ギリシャ債務危機を境にユーロは新規参加に慎重になっている 欧州委員会は1日、欧州単一通貨ユーロの導入を目指す国の準備状況に関する最新の報告書を発表し、クロアチアがすべての基

トルコ大統領、低金利政策持続を改めて強調

●「現政権は金利を引き上げず、今後も引き下げる」と言明 ●インフレ高進は「トルコの抱える問題の一つに過ぎない」 トルコのエルドアン大統領は6日、閣議後のテレビ演説で、利上げを実施しない方針を改めて確認した。5月のインフレ

トルコの5月インフレ率73%、食品価格は92%上昇

●自動車燃料含む「運輸」は107.6%に拡大 ●アナリストは第3四半期に80%超えの予想 トルコ統計局(TUIK)が3日発表した5月の消費者物価指数(CPI)の上げ幅は前年同月比で73.50%となり、前月の同69.97%

エストニアで連立政権崩壊、首相が閣僚の半数を解任

●改革党は祖国党および社会民主党と新たな連立政権を組む方針 ●「中央党は国益よりも党利党略を優先」=カラス首相 エストニアのカラス首相は3日、同氏が率いる中道右派の改革党と中道左派の中央党による連立政権が崩壊したと明らか

人身売買と紙一重~チェコ

プラハがあやしい代理母ビジネスの中心地の一つとなっているようだ。チェコに「代理出産」をめぐる法的枠組みが存在しないためで、他の国では許されないようなケースでも「子どもが売り買い」されているという。 現地の情報サイト『セズ

ポーランド、量子技術の産官学提携クラスターが誕生

●世界市場で量子力学分野における競争力を強化する狙い ●光通信、量子暗号、センサーの医療診断への応用などに取り組む ポーランドのワルシャワ大学新技術センターでこのほど、量子テクノロジークラスタ「Qクラスター」が結成された

ウクライナのITハブ、国内南西部に移動

●ザカルパッチャ州で新たなITクラスター形成を計画 ●冶金産業や農業に代わりIT産業が同国の輸出を主導 ウクライナの複数のIT企業がロシアの軍事侵攻を受けて国内南西端のザカルパッチャ(ザカルパチア)地方に拠点を移している

英JLR、スロバキアで「ディフェンダー」を製造

●ニトラ工場は人員を現在の3,800人から4,500人へ増強 ●同工場ではウクライナからの避難民も雇用 英ジャガー・ランドローバー(JLR)が秋からニトラ工場で8人乗りの新モデル、ランドローバー「ディフェンダー 130」

米リア、ルーマニアの皮革加工機器メーカーを買収

●タゴラは自動車産業や家具メーカー向けの皮革切断機を生産 ●買収により、リアは生産効率や運用改善につなげる 米自動車内装部品大手のリア・コーポレーションはこのほど、ルーマニアの皮革加工機器メーカー、タゴラ(Thagora

セルビアがロシアからのガス調達契約を更新、格安価格で

●調達価格は他の欧州諸国の3分の1前後にとどまる予想 ●セルビアはEUの対ロ制裁参加を拒否している セルビアのアレクサンデル・ブチッチ大統領は5月29日、ロシアのプーチン大統領と電話会談し、天然ガス調達契約を3年更新する

ロシア外相がトルコ訪問へ、穀物輸出回廊で交渉

●黒海~ボスポラス海峡経由でウクライナ産品を輸出する提案 ●ロシアは条件として西側による船舶保険の制裁解除を要求 ロシアのラブロフ外相が8日、トルコを訪問する。国連とも協力しながら、黒海における貨物船航行ルートを確保し、

トルコ中銀、5会合連続で据え置き

●「ウクライナ戦争が終わり、物価上昇も鈍化する」と予想 ●ディスインフレ効果が現れることを期待し据え置きを決定 トルコ中央銀行は5月26日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を14%に据え置いた。金利据

ロシア中銀が3会合連続で利下げ、政策金利11%に

●物価の上昇ペースに鈍化の傾向 ●中銀は今後の会合でさらなる利下げを行う可能性を示した ロシア中央銀行は5月26日の緊急理事会で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を14%から3ポイント引き下げ、11%とすることを決めた。

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