総合・マクロ

ブルガリア議会選、総辞職の前政権党が第一党に

2月の内閣総辞職を受けて12日に前倒し実施されたブルガリア議会選挙は、辞任したボリソフ前首相率いる保守派の「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」が再び第1党の座を確保するもようだ。ただ得票率は約3割と過半数に遠く […]

中東欧・旧ソ連で金融緩和続行、4カ国が利下げ

ユーロ圏の政策金利を史上最低水準まで下げた欧州中央銀行(ECB)と歩調を合わせ、中東欧・旧ソ連諸国でも利下げの動きが続いている。ポーランドが8日、過去最低の3%に引き下げたほか、中央アジアのグルジアも同日、金融緩和を継続

ナブッコ・パイプライン、オープンシーズンを開始

カスピ海周辺国の天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶ「ナブッコ・パイプライン」プロジェクトの推進母体であるナブッコ・ガスパイプライン・インターナショナル(NIC)は6日、パイプラインの容量利用者の公募(オープンシーズン)プロ

独製薬大手シュターダの東欧事業、第1四半期に33%増収

独ジェネリック薬(後発医薬品)大手のシュターダが7日発表した2013年第1四半期(1~3月)決算は、売上高が前年同期比8%増の4億7,700万ユーロに拡大した。西欧市場は振るわなかったものの東欧・独立国家共同体(CIS)

中東欧景況感が悪化、大幅改善見込めず

中東欧に進出している企業の景況感が悪化している。オーストリア管理銀行(OeKB)がこのほど発表した4月の中東欧景況感指数は81.8となり、前回調査(1月)を1.6ポイント下回った。現況評価がやや低下し、今後6カ月の景況見

中東欧、M&A市場に陰り

中東欧の買収・合併(M&A)市場に減速の兆しが見えている。ウィーンに本社を置くコンサルティング会社MPコーポレート・ファイナンスによると、2013年第1四半期のM&A件数は646件と、前年同期から24

EUの再可エネ利用比率13%、ラトビアが域内2位に

欧州統計局(ユーロスタット)が4月26日発表した欧州連合(EU)の 2011年の再生可能エネルギー利用統計によると、エネルギー消費に占める再可エネの比率は、EU平均で推定13%に達した。国別ではスウェーデンが46.8%で

蘭ING、中東欧カストディサービス事業を米シティに売却

オランダ金融・保険大手INGグループは4月26日、中東欧7カ国のカストディサービス事業(投資家に代わって有価証券を保管・管理するサービス)を米シティグループに譲渡することで合意したと発表した。対象はブルガリア、チェコ、ハ

独製薬ベーリンガー、中東欧・CISで16%増収

独製薬2位のベーリンガー・インゲルハイムは4月24日、中東欧・独立国家共同体(CIS)地域の2012年売上高が前年比16%増の8億5,190万ユーロに拡大したと発表した。 \ 中東欧・CIS事業を統括するウィーン地域セン

米レンタカー大手、中欧事業で墺社と提携

米国レンタカー大手のエンタープライズ・レンタカーは17日、中欧事業でオーストリアの同業メガドライブと提携すると発表した。フランチャイズパートナーとして、オーストリア、ハンガリー、スロバキアの事業を委託する。 \ エンター

中東欧3カ国の銀行、厳しい経営続く=ムーディーズが見通し

中東欧の銀行業界は昨年に引き続き厳しい事業環境に直面している。米信用格付け会社ムーディーズによると、中でもハンガリー、ルーマニア、スロベニアの銀行は、ユーロ危機が収束するまで、当面は赤字経営が続く見通しだ。 \ ムーディ

EUとモンテネグロ、「教育・文化」の加盟交渉開始

欧州連合(EU)とモンテネグロは15日に行った加盟交渉で、「教育・文化」分野での交渉を開始することで合意したと発表した。交渉開始は2分野目となる。 \ EUとモンテネグロは昨年6月に加盟交渉を開始。35に上る交渉分野のう

EUの労働コスト、南北で最大10倍の格差

EU統計局ユーロスタットが10日発表したEU27カ国の2012年の労働コスト(時間当たり、農業・公共部門を除く)は23.4ユーロとなり、前年から8.6%上昇した。ただ、国によって大きな開きがある。 \ ユーロ圏17カ国で

独RWE、ナブッコ計画から撤退

独エネルギー大手のRWEは14日、ナブッコ・パイプライン計画の出資分17%弱を3月1日付でオーストリアのOMVに売却したと発表した。輸送する天然ガスの量的確保が難航して計画が大きく遅れていることに加え、本国ドイツの原発廃

ウィーン・ワルシャワ証取が合併交渉

ウィーン証券取引所がワルシャワ証券取引所(WSE)と合併に向けて交渉している。関係筋が9日、ロイター通信とブルームバーグ通信に明らかにした。実現すれば、中東欧の証券取引・上場の中心的存在となる。しかし、交渉は初期段階で、

マグナ、中東欧に新拠点も

カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナルが自動車の受託生産事業で中東欧に新たな生産拠点を設けることを検討している。量産車を受託生産する方向という。独業界紙『アウトモビールボッヘ』(AW、オンライン版)が2日付けで

中東欧失業率、2月も高水準

欧州統計局(ユーロスタット)が2日発表した欧州連合(EU)の2月失業率(速報値・季節調整済み)は10.9%となり、前月から0.1ポイント悪化した。債務問題を抱えるギリシャ、スペイン、ポルトガルで深刻化する傾向にある。 \

墺保険のVIG、中東欧事業が稼ぎ頭に

オーストリアの保険会社ウィーン保険グループ(VIG)が3日発表した2012年12月期決算は、最終利益が前期比9.7%増の4億4,620万ユーロに増加した。保険料収入は9%増の96億8,570万ユーロに拡大した。税引き前利

共通農業政策改革、基本方針で合意=EU農相理

EU農相理事会は19日、共通農業政策(CAP)改革の基本方針で合意した。欧州議会、欧州委員会との間で来月11日から協議を開始し、6月下旬の最終合意を目指す。ただ、加盟27カ国のうちスロバキアとスロベニアが合意内容を不満と

EUの地域別経済力、ブラチスラバが7位に

EU(欧州連合)統計局ユーロスタットは21日、2010年の域内地域別1人当たりGDP(購買力平価換算、EU平均=100)調査の結果を公表した。それによると、最高はロンドン中心部(328)、最低はブルガリア北西部のSeve

EU労働コスト、10-12月期は1.3%増

EU統計局ユーロスタットが15日発表したEU27カ国の2012年10-12月期の労働コスト(稼働日数調整済み、名目ベース)上昇率は前年同期比1.3%となり、前の期から0.5ポイント縮小した。データが出そろっている25カ国

独ヘンケル、洗濯用洗剤の生産をポーランドに移管

独化学大手のヘンケルは、洗濯用洗剤の生産をオーストリアのウィーンからポーランドのラチブシュ工場に移管する。また、ハンガリー工場から洗濯用液体洗剤の生産をウィーン工場へ移管し、ハンガリー工場では特殊洗剤の生産に集中する計画

クロアチア企業、ボスニア・ヘルツェゴビナに生産を移管

7月に欧州連合(EU)に加盟するクロアチアの企業が、ボスニア・ヘルツェゴビナへ生産移管を進めている。EU加盟と同時に中欧自由貿易協定(CEFTA)締結国への輸出に関税がかかるようになるためだ。特にCEFTA市場が大きな比

東欧2カ国のシェンゲン協定参加見送り、年内に再検討へ

EU加盟国は7日開いた法務・内相理事会で、ルーマニアとブルガリアの「シェンゲン協定」参加を見送ることを決めた。両国は参加の可否をめぐる採決の同日実施を要求したが、ドイツなどの反対で実現しなかった。EUは採決を行うかどうか

中東欧経済の停滞続く、欧州債務危機の影響で=WIIW

ウィーン国際比較経済研究所(WIIW)が7日発表した中東欧3カ年経済見通しによると、欧州債務危機の影響で中東欧圏の経済は停滞が余儀なくされそうだ。欧州連合(EU)新規加盟10カ国の経済成長率は今年1.2%、来年2.3%、

ナブッコとTANAPが協力で合意

カスピ海周辺国の天然ガスをトルコ経由で欧州に運ぶ「ナブッコ・パイプライン」プロジェクトの推進母体であるナブッコ・ガスパイプライン・インターナショナル(NIC)は4日、アゼルバイジャン産天然ガスを欧州に輸出する「トランスア

ヘンケルの中東欧部門、7.6%の増収

独化学大手ヘンケルの中東欧事業会社ヘンケルCEEが6日発表した2012年決算の売上高は30億2,400万ユーロとなり、前期比で7.6%増加した。現地通貨建てでは7.4%の増収だった。市場が厳しさを増すなか、ブランド力や消

1月のEU新車販売、東欧10カ国は2.4%減

欧州自動車工業会(ACEA)が19日発表したEU(マルタを除く26カ国)の2013年1月の新車販売(登録)台数は88万5,159台となり、前年同月から8.7%減少した。販売低迷は16カ月連続。1月の販売台数としては、同統

ブルガリアで内閣総辞職、電力料金高騰が引き金に

ブルガリアのボリソフ内閣が21日、総辞職した。電力料金の引き上げを機に政治に対する国民の不満が爆発し、大規模な抗議行動が全国に広がったためだ。識者らは、政権にとどまれば次回選挙で確実に敗北するとよんだボリソフ首相が、起死

ロシアなどの関税同盟が好調、12年域内貿易高8.7%増

ロシア、ベラルーシ、カザフスタンで構成する関税同盟の調整機関であるユーラシア経済委員会がこのほど発表した2012年の域内貿易高は686億米ドルとなり、前年から8.7%増加した。 \ 加盟国の二国間貿易を見ると、ロシアとベ

EUが牛肉加工食品のDNA検査実施、馬肉混入問題に対応

EU加盟国は15日、ルーマニア産の馬肉が「牛肉」と偽られて流通し、英国などで加工食品材料として使用されていた食品偽装事件を受けて、域内で牛肉加工食品のDNA検査を実施することを決定した。 \ 問題の発端となったのは、アイ

三国間協定締結、アドリア横断パイプラインの建設で

ギリシャ、アルバニア、イタリアは13日、アドリア海横断パイプライン(TAP)の敷設に関する国際協定に調印した。ただし、着工はアゼルバイジャンからのガス調達確保を条件としている。競合プロジェクトを抑えて供給の確約が得られる

EBRD、スペイン車部品メーカーに長期融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は11日、スペインの自動車部品メーカーであるゲスタンプ・オートモシオンに1億5,000万ユーロを長期融資すると発表した。ゲスタンプはロシア、ポーランド、ハンガリー、トルコの4カ国にある工場の設

エジプトがコソボ承認、「真の独立」はまだ

エジプトが17日、コソボの独立を承認した。これにより同国を承認した国の数は国際連合加盟193カ国中99カ国に増加する。コソボは今回のエジプトの動きが他のイスラム協力機構(OIC)加盟国による承認につながることを期待してい

ウラジオストクでトヨタ「プラド」の量産開始

トヨタ自動車は18日、ウラジオストクにあるソレルス・ブッサンの工場でスポーツ型多目的車(SUV)「プラド」の量産体制に入ったと発表した。生産規模は当初、月1,000台の予定。製品は主にシベリア鉄道を経由し、トヨタの販売網

欧州新興国で風力エネの普及進む

中東欧地域を中心とする欧州新興国で、風力エネルギーの普及が加速している。欧州風力エネルギー協会(EWEA)は5日発表した欧州新興国における風力発電の動向に関する報告書『Eastern Winds』の中で、欧州連合(EU)

中東欧景況感が改善、景況見通しを中心に=OeKB調査

オーストリア管理銀行(OeKB)がこのほど発表した最新の「中東欧景況感指数」は83.4ポイントとなり、前回調査(10月)から1.2ポイント改善した。昨年7月と同水準まで回復したことになる。 \ 現況評価は83.2ポイント

ウニクレディト、ペカオ銀行の少数株売却へ

イタリア最大手銀行のウニクレディトが東欧事業を再編する。ポーランド子会社ペカオ銀行の少数株を売却するほか、エストニア、リトアニアの拠点を閉鎖し、バルト事業の運営をラトビアに一本化する。 \ 同社の30日発表によると、ペカ

ロシア・ウクライナ間の関係緊迫、天然ガス問題で

天然ガス取引をめぐるロシアとウクライナの関係に再び緊張が走っている。ガスプロムが先週、ウクライナに対して契約違反を理由に70億米ドルの支払いを正式に要求したためだ。ウクライナ側は契約を正しく履行しており請求に応じる必要は

EU11カ国の金融取引税導入が承認、中東欧は3カ国が参加

欧州連合(EU)加盟国は22日に開いた財務相理事会で、27カ国のうち11カ国が金融取引税を先行導入することを承認した。中東欧ではスロバキア、スロベニア、エストニアの3カ国が参加する。対象国は税率など詳細を固めた上で、同税

独バイエルンガス、ナブッコ計画への参加を取りやめ

欧州連合(EU)が推進するナブッコ・ガスパイプライン計画にまたもや影が差している。ドイツのバイエルンガスは28日、ナブッコ計画への出資に向けた交渉を打ち切ったと発表した。経営戦略転換を理由としている。しかし、同じドイツの

電気・ガス自由化指令に違反、ブルガリアなど3カ国に制裁金

欧州委員会は24日、エネルギー分野の単一市場形成を目的とした電気・ガス市場の自由化に関するEU指令を順守していないとして、ブルガリア、エストニアと英国に制裁金を課す方針を明らかにした。EU司法裁判所が承認すれば、ブルガリ

中東欧・CIS経済、穏やかながらも回復へ=EBRD予測

欧州復興開発銀行(EBRD)は21日、中東欧・CIS経済が今年、穏やかながらも回復に向かうとの見通しを発表した。平均成長率は昨年の2.6%から3%へ0.4ポイント上昇すると予測している。欧州債務危機をめぐる状況が安定して

ナブッコ・パイプライン、シャーデニスと協力協定

天然ガスをアジアから欧州に輸送するナブッコ・ガスパイプラインプロジェクトに参画するコンソーシアム(企業連合)はウイーンで18日、アゼルバイジャンのシャーデニス・ガス田第IIフェーズ開発コンソーシアムと協力協定を締結した。

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