2013/2/6

総合・マクロ

ウニクレディト、ペカオ銀行の少数株売却へ

この記事の要約

イタリア最大手銀行のウニクレディトが東欧事業を再編する。ポーランド子会社ペカオ銀行の少数株を売却するほか、エストニア、リトアニアの拠点を閉鎖し、バルト事業の運営をラトビアに一本化する。\ 同社の30日発表によると、ペカオ […]

イタリア最大手銀行のウニクレディトが東欧事業を再編する。ポーランド子会社ペカオ銀行の少数株を売却するほか、エストニア、リトアニアの拠点を閉鎖し、バルト事業の運営をラトビアに一本化する。

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同社の30日発表によると、ペカオ銀行の過半数株は維持する方針で、最大9.1%を手放す。その時価は8億8,000万ユーロと推定されている。

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東欧事業の稼ぎ頭であるペカオ銀行への出資比率引き下げを市場は驚きをもって受け止めている。ウニクレディトは投資資金調達を理由に挙げているが、アナリストの中には「長期的な成功よりも短期の事業チャンスを優先する行為」と批判する声もある。

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バルト三国では現在、地域統括本部であるラトビア・リガの子会社のほか、エストニア・タリンとリトアニア・ビリニュスに支店、リトアニアのクライペダ及びカウナスに事務所を置く。今年半ばに支店・事務所を閉鎖し、リガの子会社に一括してバルト三国全域の事業を担当させる。

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