ロシア

フィッチがロシアを格下げ、投資適格級の最低水準に

大手格付け会社フィッチ・レーティングスは9日、ロシアの長期信用格付けを1段階引き下げ、投資適格級の最低水準となる「BBBマイナス」にしたと発表した。原油安、ルーブル安の進行、ウクライナ問題をめぐる欧米の制裁などによる経済 […]

ロシアが銀行・エネルギー部門など支援、総額50億ドル

ロシア政府は、銀行部門やエネルギー部門に対する支援を相次いて打ち出している。欧米による経済制裁と原油安で通貨ルーブルが急落するなか、金融システムの動揺を抑えるとともに、打撃を受けている企業をサポートするのが狙いで、支援総

BASF、ガスプロムとの資産交換を断念

独化学大手のBASFは12月18日、ロシア国営天然ガス会社ガスプロムとの間で取り決めた資産交換を両社の合意で破棄すると発表した。ウクライナ問題を受けて欧州連合(EU)とロシアの関係が悪化したことで、2014年末に予定して

ロスネフチ、モルガンスタンレーの石油事業買収を中止

ロシアの国営石油大手ロスネフチは12月22日、米投資銀行モルガンスタンレーの石油関連事業の買収合意が失効したと発表した。ロスネフチはその理由を米国の規制当局の認可が得られなかったためとしている。 同買収計画は石油関連事業

中銀が銀行救済措置を発動、ルーブル危機で初

ロシア中央銀行はさきごろ、国内中堅トラスト銀行の経営破綻を回避する措置として990億ルーブルの金融支援を行うことを決定した。返済期間は10年で、資金は預金保険機構を通じて供給される。当初中銀は支援金額を300億ルーブルと

ロシア、ウクライナに電力供給へ

ロシア・エネルギー省はこのほど、ロシア政府系で電力の輸出入を行うインテルRAOとウクライナ政府系のエネルギー企業ウクルインテルエネルゴとの間で電力の輸出に関する契約が締結されたと発表した。契約期間は1年で最大1,500M

ロシア経済、5年ぶりにマイナス成長。11月GDPは0.5%減

ロシア経済省は12月29日、2014年11月の国内総生産(GDP)は前年同月比0.5%減だったと発表した。ロシアの主力輸出商品である原油市場価格が急落し、景気悪化懸念からルーブルも大幅下落したのが主因。マイナス成長となっ

ルノー・日産とアフトワズ、ロシア購買活動を統合

ルノー・日産アライアンスは15日、ロシア子会社のアフトワズと同国における購買活動を統合すると発表した。現行の合弁購買会社CPOをルノー日産の子会社として改組し、来年1月、新しい合同購買組織「アフトワズ・ルノー・ニッサン・

トルコのフォード・オトサン、商用車をロシアで現地生産

米自動車大手フォードのトルコ合弁子会社フォード・オトサンは9日、ロシア自動車メーカーのアフトトルと生産提携で合意した。トラックなどの商用車をロシアのカリーニングラードにあるアフトトルの工場で生産する。今年12月から試験生

ロシア新車販売、11月は1.1%減

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した2014年11月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は前年同月比1.1%減の22万9,439台となり、小幅の減少幅にとどまった。消費者の間で新年から価格が上昇するとの憶測が

米グーグル、ロシア・エンジニアリング拠点を閉鎖

米グーグルは12日、ロシアのエンジニアリング拠点を閉鎖すると発表した。理由は不明だが、ネット事業者によるデータ保存規定の強化との関連が推定されている。 ロシア政府は、2011~13年の反政府派デモを受けて、抗議行動の組織

ロシア軍事産業の売上増加=国際平和研調査

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が15日発表した「2013年世界兵器メーカー上位100社」の統計によると、100社の売上総額が減少する中、ロシア企業が販売を伸ばしている。政府が軍および軍事産業の近代化を推進し、

ロシアのインフレ加速、過去3年で最高の9.1%に

ロシア連邦統計局(ロススタット)が4日発表した11月のインフレ率は前年同月比9.1%となり、前月の8.3%から0.8ポイント上昇した。これは2011年6月以来の高水準。 原油価格が過去4年でほぼ最低の水準に下落したのに加

ロシア原料メーカーの株価上昇、ルーブル安が追い風に

ロシアの景気後退感が増す中、原料メーカーが好調だ。経費の大部分がルーブル建てである一方で、販売収入は米ドル建てのため、利ざやが拡大した。投資家もこれに着目しているもようで、原料大手の株価は今年、大きな上昇を示した。 モス

ロシアのサービス業景況感が悪化、過去5年半で最低に

英大手銀行HSBCと調査会社マーキット・エコノミクスが3日発表したロシアのサービス業景況感指数は44.5となり、前月の47.4から低下した。これは過去5年半で最低の水準。欧米による制裁やルーブル安、政治的な先行き不透明感

独ダイムラー、露サンクトペテルブルクに工場建設か

自動車大手の独ダイムラーが、ロシアのサンクトペテルブルクに乗用車工場を建設することを検討しているもようだ。すでにミハイル・モクレツォフ副市長が市政府の投資委員会にダイムラーとの交渉を指示したという。インターファクス通信が

トヨタ、ロシア工場で新型「カムリ」の生産開始

トヨタ自動車は2日、ロシアのサンクトペテルブルク工場で新型「カムリ」の生産を開始した。新型モデルの生産開始に向け、同工場に27億ルーブルを投資して、プラスチック射出成形およびスチールスタンピングの2工程の生産設備を新たに

ロシア、自動車買い替え奨励策を15年末まで継続

ロシア政府は9月に再導入した自動車買い替え奨励制度(スクラップインセンティブ)を2015年末まで継続する。ロシアのデニス・マントゥロフ産業貿易大臣が2日明らかにした。同制度の予算として2015年に100億ルーブル(約1億

仏ダノンが農相に謝罪要請、「低品質」発言で

仏食品大手のダノンは11月29日、同社がロシアで低品質の製品を販売しているとする同国農業相の発言に反発し、公式に訂正・謝罪するよう求めた。根拠のない発言により名誉を棄損され、内外の評判に傷がつきかねないと強く抗議している

ルーブル最安値を更新、原油価格下落を背景に

ロシア通貨ルーブルの下落傾向が続いている。1日の対米ドル為替相場は53.95ルーブル、対ユーロでは67.3ルーブルと過去最低を記録した。その後、相場は安定する方向で、市場関係者は中央銀行が小規模介入を実施したと推測してい

ズベルバンク、1-9月期は10%減益

ロシア銀行最大手の国営ズベルバンクが11月26日発表した2014年1-9月期決算の純利益は2,413億ルーブル(約38億6,000万ユーロ)となり、前年同期から10.1%減少した。7~9月期に景気悪化を受けて貸倒引当金が

独ボドメラー・ケミー、ロシア・東欧事業を拡大

独化学メーカーのボドメラー・ケミーは11月25日、ロシア及び東欧事業を強化すると発表した。現地モスクワに完全子会社の「ボドメラー・ケミー・ロシアLLC」を設立し、成長市場の同国と東欧地域の拠点とする。 同社が強みを持つ合

ロシア中銀総裁、来年下期の金融緩和を視野に

ロシア中央銀行(CBR)のナビウリナ総裁は26日、金融政策緩和を検討していることを明らかにした。「インフレとインフレ期待の持続的低下傾向がみられるようになった場合、中銀は金融緩和を開始する用意がある」と発言。来年下半期に

ロシアの制裁・原油安の損失、年1400億ドル=財務相

ロシアのシルアノフ財務相は11月24日、ウクライナ問題をめぐる欧米の経済制裁と原油安がロシア経済にもたらす損失は年最大1,400億ドルに上るとの見方を示した。この損失は国内総生産(GDP)の約7%に相当する規模となる。

ガスプロム、天然ガス車普及に向けインフラ整備

ロシアの天然ガス最大手ガスプロムは11月27日、天然ガス自動車(NGV)の普及促進に向けた同社の取り組みに関するプレスリリースを発表した。 ガスプロムはNGV向け燃料事業を戦略的事業分野と位置づけ、圧縮天然ガス(CNG)

ロシア鉄道など、統一運輸物流会社の法人登記が完了

ロシア鉄道はこのほど、ロシア、ベラルーシ、カザフスタンの国有鉄道が出資する「統一運輸物流会社(UTLC)」が統一国家登記簿に法人登記されたと発表した。 UTLCはモスクワに本社を置き、資本金は397億ルーブル。同社にはロ

露飲料オアシス、米パブストの買収ならず

米老舗ビール製造のパブストはこのほど、米ブルーリボン・インターミーディエイト・ホールディングスへの身売りを発表した。同社をめぐっては9月にロシアの飲料大手オアシスとTSGコンシューマーパートナーが共同での買収を発表してい

セアト、1月からロシア市場の販売停止

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は18日、スペイン子会社セアトのロシアでの販売を来年1月1日から停止すると発表した。景気減速やルーブル安、ウクライナ情勢をめぐる欧米の対ロ制裁の影響で自動車販売が大きく落ち込んでいる

独アルビス、スチロリューションとロシア市場で販売提携

独アルビス・プラスチック(ハンブルク)は19日、ロシア市場の開拓に向けて、化学大手BASFと英イネオスの合弁会社でスチレン樹脂大手のスチロリューション(フランクフルト)と販売提携を結んだと発表した。現地モスクワにアルビス

ロシアGDP、1-10月は0.8%増

ロシア連邦統計局(ロススタット)が21日発表した2014年1-10月期の国内総生産(GDP)は前年同期比で0.8%増加した。ウクライナ問題をめぐる欧米による制裁で小幅の伸びにとどまった。 昨年の経済成長をけん引した投資は

露GAZ、低床式バス30台を納車

ロシア商用車最大手のGAZ はこのほど、ニジニー・ノブゴロド市に低床式バス30台を納車したと発表した。取引規模は3億ルーブルを超える。 今回納車した「LIAZ-621322」(34席、定員146人)は排ガス基準「ユーロ5

露VTB、Q3大幅減益、追加支援を要請

ロシア2位銀行の政府系VTBバンクが20日発表した2014年7-9月期決算は、純利益が前年同期比98%減の4億ルーブルとなり、上半期の82%減に続く大幅減益となった。1-9月期ベースの純利益は前年同期比88.3%減の54

アエロフロートの新LCC、12月に運航開始

ロシアの国営航空会社アエロフロートは11日、新たに設立した格安航空子会社(LCC)の「ポベーダ」(ロシア語で“勝利”)がロシア連邦航空輸送局から運航許可を取得したと発表した。 新LCCは12月1日から国内6都市に就航する

露ロスアトム、イランに原子炉建設

ロシア国営原子力企業ロスアトムは11日、イランにロシア製原子炉8基を建設することでイラン原子力庁(NPPD)と合意したと発表した。イランの核兵器開発懸念が解消されないなかでの原子炉建設となり、波紋を呼びそうだ。 イラク南

ロシア移動通信最大手、衛星放送事業を拡大

ロシアの移動通信大手MBTが衛星テレビ事業に進出する。50億ルーブルを投じて通信衛星の回線を借り受けるとともに関連設備を購入し、今後3年間でロシアの衛星テレビ市場をリードすることを目指す。11日付のブルームバーグが報じた

露ルサール、Q3は増益

ロシアのアルミニウム大手UCルサールが12日発表した2014年7-9月期決算で、2,500万ドルの純利益(季節調整済み)を計上し、11年10-12月期以来の黒字となった。 株式を保有する露ノリリスク・ニッケルからの配当金

年内にもインフレ率9%に=ロシア経済相

ロシアのウリュカエフ経済相は17日、ラジオ局とのインタビューで、インフレ率が年内に9%に達するとの見通しを示した。通貨ルーブル安の影響で物価がこれまでの予想を上回るスピードで上昇しているためで、来年第1四半期には約9.5

ロシア新車販売、10月は9.9%減

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が12日発表した2014年10月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は21万1,365台となり、前年同月に比べ9.9%減少した。1~10月の累計は前年同期比12.7%減の199万1,32

ロシアの7~9月GDP0.7%増、欧米の制裁で減速続く

ロシア連邦統計庁が13日発表した2014年7~9月期の国内総生産(GDP)の実質伸び率(速報値)は前年同期比0.7%となった。ウクライナ情勢をめぐる欧米による対ロ制裁などが響き、3四半期連続で1%を下回る低成長にとどまっ

三菱電機がロシアに現地法人設立

三菱電機は5日、ロシアに総合販売会社「三菱電機ロシア(LLC)」を設立し、業務を開始したと発表した。ロシアと周辺国で空調冷熱事業やファクトリーオートメーション(FA)システム事業を強化し、2015年度の売上高で100億円

ポリプロピレン大手、欧州向け輸出を開始

ロシアのポリプロピレン大手ビアクスプレンが二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)製フィルムの欧州市場への輸出を開始した。親会社のロシア石化大手シブールが先ごろ明らかにした。最初の輸出先となったのはスペインとボスニア・ヘルツェ

独フレゼニウス、ロシア合弁を断念

独総合医療大手のフレゼニウスは6日、点滴治療薬・医療用栄養剤子会社のフレゼニウス・カービがロシアの投資会社システマJSFC、ゼニトコ・ファイナンス・マネジメントとロシアに合弁会社を設立する計画を断念したと発表した。ウクラ

GAZ、4気筒ディーゼルエンジンをキューバ見本市に出展

ロシア商用車最大手のGAZは、キューバで11月2~8日まで開催された第32回ハバナ国際見本市FIHAVに、4気筒ディーゼルエンジン「YAMZ-534」(最大出力:190hp)を出展した。 同エンジンは、ロシアのヤロスラヴ

ロシア中銀、来年はゼロ成長を予想

ロシア中央銀行(CBR)は10日発表した最新の経済予測で、今年の国内総生産(GDP)予想伸び率を従来の0.4%から0.3%に下方修正した。欧米の対ロシア制裁と原油価格の下落を受けて景気が冷え込んでいるためで、来年はゼロ成

バシネフチが再国有化へ、システマ保有株に没収命令

ロシアのモスクワ仲裁裁判所は10月30日、ロシアの複合企業AFKシステマが保有する石油企業バシネフチの株式71%を没収し、国有とする判決を下した。2000年代初頭に実施されたバシネフチの民営化と、その後のAFKシステマに

露ビンペルコム、伊の合弁交渉がとん挫

ロシア携帯電話サービス大手のビンペルコムは10月26日、イタリアでの合弁会社設立に向けた交渉がとん挫したことを明らかにした。交渉の相手と目される香港のハチソン・ワンポアと、出資比率をめぐって折り合いがつかなかったもようだ

独の対ロシア輸出、8月は26%減

ドイツ連邦統計局が10月29日発表した2014年8月の対ロシア輸出高は23億ユーロで、前年同月を26.3%下回った。8月は欧州連合(EU)の対ロ制裁が強化されており、その影響が出た格好だ。1~8月の累計は前年同期比16.

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