環境

風力タービンのシーメンス・ガメサ、ポーランドで大型受注

●バルト海洋上風力パークに発電容量1.5GWのタービンを供給 ●バルティカ2は同国の洋上風力発電施設として過去最大の規模 独シーメンス・エナジーの風力発電タービン子会社シーメンス・ガメサが20日、ポーランドで大型事業を受

ブルガリア、ギリシャと結ぶ水素輸送管新設を計画

●敷設するパイプラインは全長250キロ、2029年に開通予定 ●短期的な資金需要は8億6,000万ユーロに上る ブルガリア国有送ガス会社ブルガルトランスガスが、水素輸送管の敷設を検討している。2032年までの10カ年イン

ブルガリア、グリーンエナジーの国営企業を設立

●脱炭素化とグリーンテクノロジー導入を促進する狙い ●「同国とルーマニアは脱炭素化でリスク抱える」=米フィッチ ブルガリアがグリーンエナジー企業、ナショナル・エナジー・オペレーター(NEO)を設立した。国営持ち株会社ブル

再生エネ65%以上の暖房を義務化、議会で法案修正の可能性

ドイツ政府は19日の閣議で、建築物エネルギー法(GEG)改正案を了承した。暖房・温水の利用で発生する二酸化炭素(CO2)の量を削減していき、最終的に炭素中立を実現することが狙い。天然ガスなど化石燃料をメインとする暖房の新

北海の風力発電容量を50年までに10倍へ、欧州9カ国が合意

ドイツを含む欧州9カ国の首脳は24日、ベルギーのオーステンデ港で会談し、北海の洋上風力発電能力を大幅に拡大することで合意した。炭素中立の実現に向け二酸化炭素(CO2)の排出削減を進めるとともに、欧州のエネルギー自給を高め

MANエナジー―CCUSでCO2圧縮機に商機、年商10億ユーロへ―

大型エンジン大手の独MANエナジー・ソリューションズが二酸化炭素(CO2)圧縮機事業に大きな期待をかけている。脱炭素の流れを背景にCCUS(CO2回収・有効利用・貯留)市場が今後、大幅に拡大し、CO2の有効利用と貯留に必

ボッシュ―ポーランドにヒートポンプ工場建設―

複合企業の独ボッシュは19日、ポーランド南西部のドブロミエシュにヒートポンプ工場を設置すると発表した。ヒートポンプの生産能力を拡大し、増大する欧州需要に対応する。投資額は約2億5,500万ユーロ。2024年に着工し、25

欧州議会がEU-ETS改正案など可決、閣僚理で採択へ

欧州議会は18日の本会議で、EU排出量取引制度(EU-ETS)の改正案と、気候変動対策が不十分な国からの輸入品に事実上の関税をかける「炭素国境調整措置(CBAM)」の導入に関する規則案をそれぞれ賛成多数で可決した。いずれ

タタ製鉄、英コービー工場にハイテク倉庫を開設

インド鉄鋼大手のタタ製鉄は4日、英国中部ノーサンプトンシャー州のコービー製鉄所内に鋼管製品を保管するハイテク倉庫を開設したと発表した。既存の3つの倉庫棟を統合した新倉庫は最大2万トンの保管能力を持ち、すでに運用を開始して

電機業界が生産予測引き上げ

独電気電子工業会(ZVEI)は17日、同国電機業界の生産予測を引き上げた。マクロ経済と地政学的な環境は厳しいものの、電動化とデジタル化という2つのメガトレンドが追い風となっているためだ。2023年の実質生産成長率(物価調

ポーランド、リチウムイオン電池の生産能力で世界2位に

●昨年の生産能力は米国を抜き、73GWhに拡大 ●さらなる強化には循環経済の仕組みを形成するのが肝要 ポーランドのリチウムイオン電池の生産能力が2022年、73ギガワット時(GWh)に拡大し、米国を抜いて中国に次ぐ世界2

チェコ産炭地域の3州、水素産業の合同調査で合意

●脱炭素化の流れの中、新産業としての水素の可能性を探る ●気候中立に向けたEUの助成獲得を狙う チェコ産炭地の3州知事はこのほど、水素産業の集積地(水素バレー)構築の実現に向けて、共同で調査していくことで合意した。脱炭素

「脱炭素で高度成長は幻想」、政府の見解を主要経済研が批判

Ifoなど有力な経済研究所は5日発表した『春季共同予測(GD)』で、ドイツ政府の経済・炭素中立化政策を批判した。脱炭素化を通して高度経済成長を実現するとした考えは幻想に過ぎないと一蹴。暖房のエネルギー源を化石燃料から再生

卸売物価の上げ幅が2%に縮小、21年1月以来の低水準

ドイツ連邦統計局が14日発表した3月の卸売物価指数は前年同月比2.0%増となり、上昇率は2021年1月以来2年2カ月ぶりの低水準に縮小した。上げ幅の縮小は6カ月連続。統計開始後の最高となった昨年4月(23.8%)に比べる

Fガスとオゾン層破壊物質の規制強化へ、EU加盟国が合意

欧州連合(EU)加盟国は5日の閣僚理事会で、冷蔵庫やエアコンなどに使用されるフッ素化ガス(Fガス)と、オゾン層破壊物質(ODS)の規制強化に向けた規則案の内容で合意した。すでに欧州議会は3月末に2つの規則案を採択している

シーメンス、製造業のCO2排出管理でNTTと提携

電機大手の独シーメンスは4日、製造業の脱炭素化に向けNTTコミュニケーションズ、NTTデータの2社と提携すると発表した。シーメンスのビジネスプラットホーム「Xcelerator」とカーボンフットプリント(CFP)管理ソフ

4月1日付の法令改正

・残存原発3基が15日付で稼働停止し、ドイツは脱原発を達成。当初は1月1日を計画していたが、エネルギー価格の高騰で電力供給に懸念があったことから、4カ月半延期された ・重要インフラ計画の差し止め訴訟を行政裁判所で優先審理

ノルディック―グリーン水素事業に参入―

陸上風力発電用のタービンを手がける独ノルディックは3月31日、グリーン水素分野の合弁会社2社を設立したと発表した。風力タービン市場は競争が厳しいことから、安定した経営を保てるようにするため、将来性の高い水素事業に参入する

シーメンス―製造業のCO2排出管理でNTT2社と協業―

電機大手の独シーメンスは4日、製造業の脱炭素化に向けNTTコミュニケーションズ、NTTデータの2社と協業すると発表した。シーメンスのビジネスプラットホーム「Xcelerator」とカーボンフットプリント(CFP)管理ソフ

インフィニオン

半導体大手の独インフィニオンは3日、「産業パワー・コントロール(IPC)」部門の名称を1日付で「グリーン産業パワー(GIP)」に改めたと発表した。主力製品であるパワー半導体がエネルギー効率の向上やグリーンエネルギー機器へ

独自動車業界のR&A投資が加速

独自動車工業会(VDA)は3日、同国に本社を置く自動車メーカーとサプライヤーの2023~27年の世界研究開発(R&D)投資額が2,500億ユーロ超となり、22~26年の約2,200億ユーロから大幅に拡大する見通

トルコのEV充電器設置数、年内に1万基=業界団体会長

●初の国産EVの予約注文数は2週間で17万7,500台弱に上る ●国内外の充電ステーション運営会社が設置を急ぐ トルコ電気・ハイブリッド自動車協会(TEHAD)のベルカン・バイラム会長によると、同国の電気自動車(EV)向

EU首脳会議、グリーン・デジタル分野の競争力強化で合意

欧州連合(EU)加盟国は3月23日に開いた首脳会議で欧州の産業競争力強化に向けた戦略について協議し、グリーン産業やデジタル分野で米国や中国に対抗するため、単一市場の改革や規制の簡素化を進めることで合意した。気候変動、エネ

加盟国と欧州議会、海運の温効ガス排出削減規則で合意

欧州連合(EU)加盟国と欧州議会は3月23日、海運分野の温室効果ガス(GHG)排出削減に向けた規則案で合意した。大型船舶を対象に、排出量を2050年までに80%減らすことを求める。加盟国と欧州議会の最終承認を経て新規則が

環境犯罪の取り締まり強化へ、欧州議会法務委が指令案承認

欧州議会の法務委員会は3月21日、環境犯罪の取り締まりを強化するための指令案を全会一致で承認した。欧州連合(EU)レベルで環境保護をより効果的なものにするため、環境犯罪の定義を明確化し、規制への重大な違反行為に対し、加盟

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