欧州中銀が11年ぶり利上げ、景気よりインフレ対策を重視
欧州中央銀行(ECB)は21日に開いた定例政策理事会で、政策金利を0.5ポイント引き上げることを決めた。利上げは11年ぶり。ユーロ圏ではロシアのウクライナ侵攻などの影響で景気悪化の懸念が高まっているが、物価の急上昇に歯止 […]
欧州中央銀行(ECB)は21日に開いた定例政策理事会で、政策金利を0.5ポイント引き上げることを決めた。利上げは11年ぶり。ユーロ圏ではロシアのウクライナ侵攻などの影響で景気悪化の懸念が高まっているが、物価の急上昇に歯止 […]
●ユーロ圏のインフレ率は6月に過去最高の8.6%に拡大 ●ECBは追加利上げを示唆、9月に0.5ポイント利上げとの見方 欧州中央銀行(ECB)は21日に開いた定例政策理事会で、政策金利を0.5ポイント引き上げることを決め
●政策金利14%、戦争の長期化で景気後退の可能性と指摘 ●6月インフレ率は78.6%、戦争の終結で物価上昇も鈍化と主張 トルコ中央銀行は21日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を14%に据え置いた。金
●1.5ポイントの利下げ幅は市場予測を上回る ●中銀は国内の企業活動や個人消費の回復を指摘 ロシア中央銀行は22日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を9.5%から1.5ポイント引き下げ、8%とすること
欧州中央銀行(ECB)は21日に開いた定例政策理事会で、政策金利を0.5ポイント引き上げることを決めた。利上げは11年ぶり。ユーロ圏ではロシアのウクライナ侵攻などの影響で景気悪化の懸念が高まっているが、ECBは物価の急上
EU統計局ユーロスタットが19日に発表した6月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比8.6%だった。前月の8.1%から大きく拡大し、統計を開始した1997年以降の最高記録を更新し
英政府統計局(ONS)が20日に発表した6月のインフレ率は前年同月比9.4%だった。前月の9.1%から0.3ポイント上昇し、1982年2月以来、約40年ぶりの高水準に達した。 物価は世界的に上昇しているが、英国はG7 で
ロシア中央銀行は22日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を9.5%から1.5ポイント引き下げ、8%とすることを決めた。利下げは5会合連続。市場は0.5ポイントの下げ幅を予想していた。物価の上昇ペースが
トルコ中央銀行は21日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を14%に据え置いた。金利据え置きは7会合連続。ウクライナ戦争が終わることで物価の上昇も鈍化するとの見方を繰り返す一方、戦争の長期化が世界的な経
ドイツの建設業界でキャンセルが高水準に達している。Ifo経済研究所によると、建築ではキャンセルの割合が5月に13.4%を記録。6月は11.5%に下がったものの、極めて高い水準が続いている。土木でも5月が8.8%、6月が9
●中銀はこれまで10回の利上げを実施 ●アナリストはインフレの高止まりを予想 ポーランド中央統計局(GUS)が15日発表した6月の消費者物価指数は前年同月比で15.5%上昇し、上げ幅は前月から1.6ポイント拡大した。イン
●昨年6月からの上げ幅の合計は9.15ポイントに上る ●アナリストは今秋に金利が11.75%まで上がる可能性を指摘 ハンガリー中央銀行は13日、政策金利を2ポイント引き上げ、9.75%にすると発表した。利上げは14会合連
エネルギー価格高騰などの直撃を受ける従業員への支援をドイツ企業の過半数が行っていることが、Ifo経済研究所が4-6月期に実施したアンケート調査で分かった。政府は市民への支援策を実施しているものの、高インフレによる実質所得
ドイツ連邦統計局が13日発表した6月の消費者物価指数(確定値)は前年同月比7.6%増となり、これまでに引き続き大きく上昇したものの、上げ幅は前月(7.9%)をやや下回った。高インフレの直撃を受ける市民の負担軽減策が同月か
ドイツ連邦統計局が14日発表した6月の卸売物価指数は前年同月比21.2%増の136.8となり、4カ月連続で20%超の上げ幅を記録した。ただ、過去最高となった4月(同23.8%)からは2カ月連続で上昇率が縮小。ロシアのウク
ドイツ連邦統計局が19日発表した5月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価・営業日数・季節調整後の実質で前月を0.5%上回る151.9(暫定値)となり、統計開始(15年)後の最高を4カ月連続で更新した。原料・部
独電気電子工業会(ZVEI)が14日発表した5月の電機製品輸出高は前年同月比11.9%増の191億ユーロへと拡大した。2ケタ増は今年初めて。製品調達コストの上昇分が輸出価格に上乗せされたことから額が膨らんだ。 ユーロ加盟
欧州委員会は14日に発表した夏季経済予測で、ユーロ圏の2022年の域内総生産(GDP)実質伸び率を2.6%とし、前回(5月)の2.7%から0.1ポイント下方修正した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限が緩和され、経
EU統計局ユーロスタットが13日に発表したユーロ圏の5月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比0.8%の上昇となった。プラスとなるのは2カ月連続。上げ幅は前月の0.5%を上回った。(表参照) 分野別ではエネルギ
EU統計局ユーロスタットが15日に発表した5月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は263億ユーロの赤字だった。ロシアのウクライナ侵攻で輸入依存が高いエネルギーの価格が急騰したことなどが響き、前年
独化学工業会(VCI)は6日、同国化学・製薬業界の2022年の生産高が前年比で1.5%減少するとの予測を発表した。化学品の販売量が減少しているうえ、状況改善の兆しも見えないことから、生産が減少に転じるとみている。好調な製
Ifo経済研究所が8日発表した独機械業界の6月の期待指数(今後6カ月の見通しを示す)はマイナス23.3ポイント(DI)となり、前月のマイナス17.9ポイントから一段と悪化した。サプライチェーンひっ迫のほか、ロシアのウクラ
独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した6月の業界景況感指数(DI)は20.3ポイントとなり、前月の15.7ポイントから上昇した。同指数の好転は4カ月ぶり。現状判断を示す指数が45.4ポイントから50.5ポイント、今後
独立系ガソリンスタンドの5月の売上高が価格・営業日数・季節調整後の実質で2月を11.7%下回ったことが、ドイツ連邦統計局の発表で分かった。燃料価格の高騰を受けて消費者が購入を控えたことが反映されている。販売量は11.7%
独金属労組IGメタルは11日、9月に始まる電機・自動車・機械業界の労使交渉で8%の賃上げを要求することを正式決定した。現在の高インフレが賃金物価スパイラルに発展することを警戒する政府は大幅なベースアップの見合わせを求めて
●上げ幅は予想を下回る0.5ポイント ●同国の6月インフレ率は前月から1.7ポイント拡大 ポーランド中央銀行(NBP)は7日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を0.5ポイント引き上げ、6.5%に設定した。利上げは
●利上げは7会合連続、上げ幅は2008年の金融危機以降で最大 ●インフレ率は5月に14.49%まで上昇 ルーマニア中央銀行は6日、政策金利を3.75%から1ポイント引き上げて4.75%に設定した。利上げは7会合連続。上げ
●投資適格級より5段階下の評価となる「B」に ●同国の今後の物価上昇の動きを読むのは依然として困難 米格付け大手のフィッチ・レーティングスは8日、トルコの信用格付けを1段階引き下げ、「B」とした。見通しは「弱含み」。2月
ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した5月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で106.6(暫定値)となり、前月を0.1%上回った。増加は4カ月ぶり。ユーロ圏外からの受注が
ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した5月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で97.8(暫定値)となり、前月を0.2%上回った。増加は2カ月連続。同指数はロシアのウクライナ進
EU統計局ユーロスタットが6日に発表したユーロ圏の5月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比0.2%増となったが、上げ幅は前月の4.0%から大きく縮小した。物価の急上昇が進み、個人消費を圧迫していることが鮮明と
EU統計局ユーロスタットが4日に発表したユーロ圏の5月の生産者物価(建設業を除く)上昇率は、前年同月比で36.3%の上昇となった。上げ幅は前月の37.2%を下回ったものの、エネルギー価格の高騰が物価を大きく押し上げる状況
欧州で物価急上昇に伴い、住宅価格も高騰している。EU統計局ユーロスタットが8日に発表したユーロ圏の2022年1~3月期の住宅価格は前年同期比で9.8%上昇。上げ幅は前期の9.4%を上回り、統計を開始した2005年以降で最
ポーランド中央銀行(NBP)は7日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を0.5ポイント引き上げ、6.5%に設定した。利上げは10会合連続。市場は0.75ポイントの上げ幅を予想していた。物価の上昇が続く中、経済の減速
ルーマニア中央銀行は6日、政策金利を3.75%から1ポイント引き上げて4.75%に設定した。利上げは7会合連続。上げ幅は2008年の金融危機以降で最大で、市場予想の0.5~0.75ポイントを上回った。景気の腰折れを懸念し
食料品価格の高騰は今後も続く見通しだ。Ifo経済研究所が1日発表した独食品小売業業界の6月の価格計画指数(DI)は98.9ポイントに達した。回答企業ほぼ全社が値上げを計画している。他の小売業界も78.6ポイント(前月75
ドイツ連邦統計局が6月30日発表した5月の輸入物価指数は前年同月比で30.7%増加した。上げ幅は前月の31.7%からやや縮小したものの、依然として高水準。ロシアのウクライナ侵攻(2月24日開始)を受け3カ月連続で30%を
ドイツ連邦統計局が4日発表した5月の貿易収支(暫定値)は営業日数・季節調整ベースで10億ユーロの赤字となり、前月の黒字(31億ユーロ)から大幅に悪化した。貿易赤字の計上は現在の統計基準に移行した2008年1月以降で初めて
ドイツ連邦雇用庁(BA)が6月30日発表した同月の失業者数は236万3,000人となり、前月を10万3,000人上回った。ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナからの難民の多くが求職活動を開始し失業者として登録されたこと
製造業のサプライチェーンひっ迫は当面、続く見通しだ。Ifo経済研究所が独メーカーを対象とする6月のアンケート調査結果をもとに29日発表したところによると、「材料・部品不足が今後、どの程度の期間、続くと思いますか」との質問
ガソリンの価格が1リットル当たり2.80ユーロに達するとドイツのドライバーの50%超が運転を見合わせざるを得なくなることが、自動車部品大手コンチネンタルのアンケート調査で分かった。エネルギーを含む物価の高騰を背景に移動費
ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した同国の5月の機械新規受注高は前年同月を実質13%上回った。増加は3カ月ぶり。比較対象の2021年5月は受注水準が極めて低かったことからその反動で増加幅が膨らんだ。大型受注もプラ
独小売業中央連盟(HDE)は5日、2022年の業界売上高が物価調整後の実質で前年を2%下回るとの予測を発表した。インフレ高進とエネルギー価格の高騰を受け、消費者景況感が歴史的な低水準に落ち込んでいるため。会員企業を対象に
●上げ幅は市場予測の0.5ポイントを上回る1.85ポイント ●インフレ率は今年秋ごろにピークとの予想 ハンガリー中央銀行は6月28日、政策金利を1.85ポイント引き上げ、7.75%にすると発表した。利上げは13会合連続。
ドイツ政府は5日、エネルギー安定確保法(EnSiG)などの改正に向けた法案の起草支援を了承した。天然ガスの供給不足と価格高騰を受けた措置。国外からガスを輸入する企業が経営破綻し、国内供給を維持できなくなる懸念が出てきたこ
ドイツ連邦統計局が6月29日発表した同月の消費者物価指数(暫定値)は前年同月比7.6%増となり、これまでに引き続き大幅に上昇したものの、上げ幅は前月の7.9%からやや縮小した。インフレ率の低下は5カ月ぶり。物価高騰対策で
EU統計局ユーロスタットが1日に発表したユーロ圏の6月のインフレ率(速報値)は前年同月比8.6%だった。ロシアのウクライナ侵攻でエネルギー、食品などが値上がりする状況に歯止めがかからず、前月の8.1%から大きく拡大。統計
EU統計局ユーロスタットが6月30日に発表したユーロ圏の5月の失業率は6.6%だった。前月から0.1ポイント低下し、統計を開始した1998年4月以降で最低の水準となった。新型コロナウイルスとの共生が進み、経済再開が加速し
欧州委員会が6月29日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は104.0となり、前月の105.0から1.0ポイント低下した。ロシアのウクライナ侵攻や物価上昇を背景に3月から低下が続いていたESI は
スウェーデン中央銀行のリクスバンクは6月30日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、0.75%にすると発表した。4月に20年1月以来の利上げを実施し、ゼロ金利から脱却したばかりだが、物価上昇に歯止めがかからないことから追加